インフレ期待の次はハイドレ期待

海底からメタンハイドレート採取に成功(NHK)

資源エネルギー庁は、将来の国産天然ガスの資源として期待されている「メタンハイドレート」について、愛知県と三重県の沖合で世界で初めて海底からのガスの採取に成功したと発表しました。
発表によりますと、12日午前9時半ごろ、愛知県と三重県の沖合で、国の委託を受けた独立行政法人のJOGMEC=石油天然ガス・金属鉱物資源機構が中心に進めているメタンハイドレートの試験開発で、海底より数百メートルの深さの地層から天然ガスの採取に成功しました。

通常の天然ガスは、埋蔵している地層にパイプを通せばガスが出てくるのに対し、メタンハイドレートは、シャーベット状の固体からガスだけを取り出す必要があります。
このため、今回の試験採取については、アメリカで生産が増加しているシェールガスと比べても、コストは17倍になっているという試算もあります。
また、一般的なガス田に比べると、メタンハイドレートからガスを採取する効率は10分の1程度とされ、効率の悪さも課題です。
政府は、商業生産に向けて5年後をめどに生産技術の確立を目指すとしていますが、コストの圧縮や、効率の向上が大きな課題となりそうです。

メタンハイドレートに期待感(同)

愛知県と三重県の沖合の海底にあるメタンハイドレートから、世界で初めて天然ガスの採取に成功したことについて、三重県の中小企業の団体では、地域経済の活性化につながると期待と関心を高めています。

メタンハイドレートが日本周辺の海底に眠っていることはごく最近の話ではなく、20年以上前から知られていたし、実際20年前にも一騒ぎあった。20年たってもまだこの程度なのは、メタンハイドレートは水圧と水温の微妙なバランスで存在するため、下手に採集すると海底周辺の水圧のバランスが崩れ、大部分が崩壊して海中の中を泡となって海上まで昇り、逆に大気中にメタンガスを放出して地球温暖化に拍車をかけかねないというリスクがあるからだ。
大体、原発事故後の天然ガス需要増大で都合良く実用化になりそうなんて出来過ぎている。言わば「期待」が重要なのだ。
インフレ期待で株価を上げ、今度はメタンハイドレート期待でエネルギー自給期待を煽る。そうすれば、実際はともかく景気のいい話をバラマキすればみんな明日への期待が膨らむ。その結果、安倍政権への期待自体がバブル化して、最終的に参院選も消費税増税景気条項もクリアできる。TPP反対も財政破綻懸念も吹き飛ばせればOKなのだ。
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