衆院選無効判決なら落選無効議員は地位回復を求めるべし

広島高裁が衆院選「無効」判決 戦後初(NHK)

判決は、直ちに選挙を無効にすると、この選挙区の議員がいない状態で選挙制度の改正が行われるなどの弊害が出るとして、去年、国会で小選挙区を5つ減らす「0増5減」の法律が成立したことを受け、政府の審議会が区割りの改定作業を始めてから1年となる、ことし11月27日に判決の効力が生じるという条件をつけました。

これって、やっぱりおかしい。
まず、「0増5減」で。「2倍未満に抑える」なら合憲と認めたことになるが、本当にそれでいいんか、という問題。抜本改革はしなくていいという裏付けになりかねない。
もう一つ。「無効」なら前議員はまだ4年間の任期を終えていないから任期の9月まで議員資格を回復しなければならない。また解散から今日までの間、議員の地位を不当に奪われたのだから、その分の逸失任期を加算しなければならない。そうすると、昨年11月16日からの逸失任期は129日。2013年8月29日が任期満期だったから、来年1月5日まで任期が延長される筈だ。広島1区岸田文雄議員は2009年総選挙でも当選しているのでそのまんま地位を保全広島2区のは平口洋議員は2009年は落選しているので地位を失い、当選していた民主党松本大輔氏が地位を回復しなければならない筈。松本氏は地位回復の訴訟をしていい筈だ。
ご本人は、

司法の判断を重く受け止めるとともに、今後の行方を見守りたいと思います。いずれにしても、早期にこの状態を解消することが不可欠であり、一票の格差是正と同時に定数削減をしっかりやりきることが重要ですので、党本部と連携しながら引続き取組んで参ります。

とHPで語っているが、地元有権者の「有効」な投票を考えれば、他人事のようなコメントしている場合ではないと思うのだけれど。
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