二酸化炭素400ppm時代へ

398.35ppm Atmospheric CO2 for April 2013
大気中の二酸化炭素濃度が400ppmの大台にいよいよ接近して来た。昨年同月は396.45ppmだったので、来年の今頃には月ベースで大台に達しそうな勢いだ。人類未踏の領域に踏み入れることになる。
年間で季節ごとに波があり、陸地の大部分がある北半球が夏を迎えるにつれて植物の光合成効果が優勢になるため夏から秋にかけ若干減るが、年平均ベースだと、

Year CO2 (ppm)
2012 393.84
2011 391.65
2010 389.92
2009 387.35
2008 385.45
2007 383.61
2006 381.83

と毎年ほぼ2ppmずつ増加しており、このままでは年平均ベースでも2016年までには400ppm超えそう。産業革命以前は280ppm程度だったので、あと20年後程度で1.5倍になることになる。ちょうど日経平均アベノミクス効果でわずか半年で1.5倍高くなったが、「無制限な量的緩和」と「無制限な二酸化炭素排出」は基本的に相似な現象だ。そして、その副作用も。インフレと地球温暖化も相似な現象で、大気の温暖化は大気のインフレ(膨張)なのだから。
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