非核三原則から核シェアリングへ

米、日本の武器輸出三原則見直しを歓迎、中韓の懸念否定(産経)

国務省のハーフ副報道官は2日の記者会見で、安倍政権が防衛装備の輸出を原則禁じる武器輸出三原則の見直しを閣議決定したことについて、「日本の防衛産業が米国や友好国と協調するための手続きを簡素化するものだ」として歓迎する意向を示した。

さて、米国は
米国防長官、憲法解釈見直しを歓迎…首相と会談(読売)

首相とヘーゲル氏は、沖縄県尖閣諸島周辺での活動を活発化させる中国を念頭に「力を背景とする一方的な現状変更の試みは決して容認できない」との認識で一致。年末に予定する日米防衛協力の指針(ガイドライン)の改定など安全保障分野の協力を進め、24日に行われる首相とオバマ大統領との首脳会談などを通じ、日米同盟をさらに強化していくことを確認した。

と、米国側は「失望」の靖国問題から一転して「期待」を表明。
それに先立って、
核安保、日本が主導=高濃縮ウラン米に返還−安倍首相演説(時事)

首相は原子力安全管理や核テロ対策の具体策として、米国から研究用に提供され、独立行政法人日本原子力研究開発機構(JAEA)」(茨城県東海村)の高速炉臨界実験装置(FCA)で使用されている高濃縮ウランと分離プルトニウムを全て米国に返還し、処分することを柱とする日米首脳の共同声明を出したと発表。「今後も核物質の最小化に取り組む」と述べた。

というのがあった。
じゃあ、今度は非核三原則の見直しが来るんじゃないかと。
思いつくのは核シェアリング。ベルギー、ドイツ、イタリア、オランダがアメリカと行っているもので、これを実現させるためには「持ち込ませない」を廃棄しなければならない。日本に核兵器製造可能なプルトニウムを持たせない代わりにアメリカの核兵器持ち込みは大いにあると思う。
これまでアメリカ艦船による核兵器持ち込みが問題になったが、今度は艦船内というグレーゾーンではなく、はっきり日本領土内への持ち込み。遅かれ早かれ非核三原則の見直しが議題になるように思われる。
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