CO2濃度加速が止まらない

13年のCO2濃度、最高更新=海の酸性化に警鐘−世界気象機関(時事)

国連機関の世界気象機関(WMO、本部ジュネーブ)は9日、地球温暖化の要因となる大気中の二酸化炭素(CO2)について、2013年の世界平均濃度が396.0ppm(ppmは100万分の1)となり、観測史上最高を更新したと発表した。1年間の濃度上昇幅も1984年以来最大を記録。CO2を吸収する海洋の酸性化が急速に進んでいると警告した。
 WMOは23日にニューヨークで開かれる国連気候サミットに分析を報告。各国に対して温暖化対策に早期に取り組むよう改めて呼び掛ける。

CO2 NOW(参照)

The 2013 average annual concentration of CO2 in the atmosphere (Mauna Loa Observatory) is 396.48 parts per million (ppm).The
2012 average is 393.82 ppm.
For the past decade (2004-2013) the average annual increase is 2.1 ppm per year. The average for the prior decade (1994-2003) is 1.9 ppm per year.

分かりやすくしてみると、こんな感じ。
2012→2013 393.82→396.48 △2.66
2011→2012 391.63→393.82 △2.19
2010→2011 389.85→391.63 △1.78
2009→2010 387.37→389.85 △2.48
2008→2009 385.59→387.37 △1.78
2007→2008 383.76→385.59 △1.83
2006→2007 381.90→383.76 △1.86
2008年までの年間増加量は2ppm以下だったが、2009年以降、ほぼ2ppmを突破した。直近過去5年の平均は2.18ppm。この2年では2年連続2ppm以上で増えている。2013年は2.66ppmで3年ぶりに2010年の2.48ppmを上回った。この分だと、5年ごとに増加ペースが0.1ppmずつ大きくなるだろう。0.1ppmなど大したことないように見えるが、地球全体の大気全体の話で、炭素換算で2億トン増加量が増えることになる。
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