世界平均気温、年初から過去最高更新ペース(5月)

グラフのように(参照)のように、今年5月の世界の平均気温は年ベース過去最高の昨年を初めて明確に下がったが、過去2番目に高かった2010年とほぼ同じレベルとなった。また、年初から5月まで5カ月連続標準偏差が0.7(Land+Oceanベース、基準期間1951-1980)を上回ったのは観測史上初めて。昨年12月を含めると6カ月連続0.7以上だ。過去、連続で0.7を超えたのは2010年の4カ月連続だった。年間で0.7を超えた月数では昨年7か月、次いで2010年の5カ月だが、今年は早々と2010年に並んだ。残り7カ月のうち3カ月0.7を上回れば昨年を上回ることになり、依然として年ベースで2年連続観測史上最高を更新する可能性は高い。ただ、依然として月別観測史上最高は今年になって出ておらず“平均的”に温度上昇が続いている。
今後、“ハイエイタス”から上放れするかどうかだが、そもそも最近になって“ハイエイタス”そのものが否定される論文が出て来た。確実に言えることはどう見ても「下がる」なんてことはあり得ないということだろう。
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