7月のCO2濃度、前年同月比再び2ppm以上に

Co2now.org.によると、今年7月の月ベースCO2濃度は401.30ppmで、昨年同月399.00ppmに比べ2.30ppm高くなった。7月としては観測史上初めて400ppm以上を記録した。
400ppm超えは2月から6カ月連続で昨年の4〜6月の3カ月連続の2倍記録を更新した。これで年の半分の月で400ppm超えとなり、年ベースでも観測史上初めて400ppmを超えることがほぼ確実になった。
前年同月比で2ppm以上増えたのは今年になって1月(2.16ppm)、2月(2.35ppm)、5月(2.16ppm)に次いで4度目。一昨年、前年同月比2ppm割れは一度もなかったが、昨年は4カ月あった。今年は既に昨年に追いついた。中国のCO2排出爆縮の影響で伸び幅が縮小する傾向があるが、海洋温度の上昇で海水に吸収される二酸化炭素が減っている可能性も考慮しなければならないのかもしれない。年ベースで一昨年は前年比2.66ppm上昇したが、昨年は2.07ppm増にとどまっている。今年は対前年増加量が2011年以来4年ぶりに2ppm割れになる可能性があるが、中国の排出縮減と海洋の吸収縮減とが綱引き状態になっていることも考えられる。
Clickで救えるblogがある⇒にほんブログ村 経済ブログへにほんブログ村 環境ブログ 環境学へ