北極の海氷面積、前年最小値を下回る


Arctic Sea Ice News & Analysis:Charctic Interactive Sea Ice Graphによると、北極海の海氷面積(少なくとも15%以上)は今月28日、496.6万㎢になり、昨年9月17日の同年最低記録、502.8万㎢を下回った。500万㎢を下回るのは2012年以来、3年ぶり。
海氷面積は2012年9月16日、338.8万㎢という観測史上最高を記録したが、同年夏は大型低気圧が海氷を散乱させて解氷が加速したというアノマリーもあった。いわばかき氷のように海氷の体積に対する表面積が急速に増大する効果で解氷が加速したと見られる。
昨年、一昨年はそのためにリバウンドしたが、3年目の今年は再び解氷が優勢になり、8月28日時点で昨年、一昨年の最小記録を下回った。今年夏の北極海の気温は全体的にはさほど上昇しておらず、むしろ通常状態に戻ったとも言える。
現在時点では2012年、2007年、2011年に次いで観測史上4位。底打ちするのは来月中旬から下旬なので、今後さらに順位を上げる可能性がある。
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