世界の9月の平均海面気温3か月連続過去最高を更新、より高いステージへ

Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の9月の平均海面気温は先月の過去最大の偏差気温0.72℃をさらに更新、0.76℃を記録し、観測史上最高を更新した。3か月連続0.7℃を上回り、初めて0.7℃後半に突入した。また6か月連続0.6℃を記録している。
1996年までは0.4℃未満で変動を繰り返していたが、1997年6月に初めて0.4℃以上を記録すると、同年9月には0.5℃をあっさり突破、その後、再び0.2〜0.5℃レベルで上下動を繰り返していた。2014年6月に初めて0.6℃を記録すると、その後は0.5℃未満に戻ることはなく、今年7月には初めて0.7℃を記録した。昨年9月は0.69℃だったため、一昨年11月以来、23か月連続前年同月を上回っている状態が続いている。この2年間、明らかに海面気温がより高いステージに入ったことになる。
海面気温は陸上気温よりも変動が少ないが、海面気温の上昇が一度始まったら止めるのは困難になる。海面気温が上昇すると大気中の二酸化炭素の海洋への吸収率も弱まりそうで更なる温暖化の加速が懸念される。
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