12月のCO2濃度、最大上げ幅約3年ぶり3ppm

CO2earthによると、昨年12月の月ベースCO2濃度は401.85ppmで、前年同月398.85ppmに比べ3.00ppm高くなった。3ppm以上増えたのは2013年2月(3.20ppm)以来。2015年は上げ幅が2ppm前後で推移していたが、11月に2ppm後半を初めて記録し、一気に上昇幅が大きくなった。「モンスターエルニーニョで来年はCO2大放出?」の予想が年末から現れた格好だ。エルニーニョ現象が起きた1998年には6か月連続3ppmを超えている。
12月に400ppmを超えたのは観測史上初。これで2015年は12か月のうち8か月で400ppmを記録した。一昨年は3か月だった。年ベースで観測史上初めて400ppmを超えるのはほぼ確実だろう。
年ベースで2013年は前年比2.66ppm上昇したが、一昨年は2.07ppm増にとどまっていた。昨年は「中国のCO2排出爆縮は本物か」ということで2ppmを割る可能性があると思えたが、年後半にどうやらモンスターエルニーニョによる海洋吸収が減る現象がそれを上回ったようだ。今年は果たして1998年並みになるのか、さらにその上を行く大放出になるのかが占われることになりそう。
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