南極の海氷5年ぶりに最小傾向

この4年間ほど、南極の海氷はむしろ増加傾向にあり、太線(グラフ)の1981−2010平均線より多かったが、今季(南極は夏季)は2011年以来久しぶりに太線を下回る動き。観測史上最小も可能性として否定できない。目下、2011年、2007年と同じくらいの低水準だ。
気温も高めだが、北極ほど高くはなっていない。とすると、やはり「地球温暖化の熱、海の吸収量が急加速(AFPBB)」が遠因している可能性がありそう。

ローレンス・リバモア国立研究所(Lawrence Livermore National Laboratory)のピーター・グレックラー(Peter Gleckler)氏率いる研究チームは「1865年以降の世界の海洋による熱の総吸収量の半分は、1997年以降に蓄積したと推計される」と報告している。
最近の熱蓄積の3分の1は、日光が届かない水深700メートル以上の深海域で起きていることを、研究チームは発見した。これによって、20世紀末に海表面で観測された温暖化の「停滞(ハイエイタス)」は、これで説明できる可能性があるという。

南極は南極環流でなかなか低緯度の温かい海水温が入りにくいとされているが、“外堀”が埋め立てられつつあるのか。
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