気温急変と金融市場急変は双生児

列島各地2月の最高気温記録 岩手・久慈は7月上旬並み(朝日)

日本海で急速に発達した低気圧の影響で全国各地で南寄りの風が強まり、日本列島は14日、各地で気温が上昇した。気象庁によると午後6時40分までに、919の観測地点すべてで平年を上回り、20都道県の計63地点で2月としては観測史上最高を記録した。

日経平均株価 一時1200円以上値上がり(NHK)

株価の急落が続いていた東京株式市場は週明けの15日、外国為替市場で急激な円高の流れが一服したことなどを受けて不安感が和らいで全面高の展開となり、日経平均株価は一時、1200円以上値上がりしました。

一見、全く関係なさそうな記事だが、実はあるレベルでは、気象も金融市場も似たような振る舞いをするものだ。
大気中の二酸化炭素が増大してゲリラ豪雨や大旱魃という気象の極端化が起きるのはよく知られたことだが、最近の日本での気温の急変も大気のエネルギーモーメンタムが大きくなって気団の移動が激しくなったからではと思う。浴槽の水を沸かすと対流が生じ、一定のレベルまで温度が上がるまで冷たい水と熱い水が極端化するのとよく似ている。
気団がスピードを上げて移動すれば、寒気団は温まる暇もなく南下し、暖気団は冷える間もなく北上する。それらがぶつかれば、温度差が大きくなっているために猛烈な気象現象が出来する。台風が大型化するのもエネルギーの一極集中化と見ればいい。
金融市場も世界的な超金融緩和でカネの行先を求めて超流動状態になる。超過剰流動性だ。そうなると、カネも売りと買いの間で前線が発生し、猛烈な売り浴びせ、猛烈な買い上がりという現象が発生する。カネの移動は事実上、光速で地球上を飛び回るので、世界のあちこちで暴風が吹き荒れたり、異常高温(ある市場へのマネーの集中)、その逆に異常低温(ある市場からのマネーの逃避)が起きる。最近の新興国からのマネーの引き上げもその一つだろう。
このままいけば生態系も、金融市場も最終的には大クラッシュしそうな気配だ。今更のことだけど。
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