2月のCO2前年比4ppm過去最大増 Close to Apocalypse

CO2earthによると、2月の月ベースCO2濃度は404.16ppmで、前年同月400.26ppmに比べ3.90ppm高くなった。これは1998年9月の3.70ppmを17年5か月ぶりに上回る観測史上初。前年同月比3ppm以上になったのは昨年12月の3.01ppm以来だが、今回はほぼ4ppmアップの強烈な上げだ。
また404.16ppmは昨年5月の403.94ppmのこれまでの月間最高記録を上回り、観測史上月間最高記録を更新した。2月の段階で季節変動で最高になる5月を早くも上回った。この勢いだと今年は全月で400ppmを超えるのはほぼ確実と見られる。
前月比(1月→2月)で見ても1.64ppm増で、昨年の0.3ppm増の5倍以上の上げ幅。一昨年は0.12ppmに比べると大幅増。2013年は1.26ppm、2012年0.48ppm、2011年0.58ppm、2010年1.44ppm、2009年0.48ppm、2008年0.29ppm、2007年0.88ppmと過去10年でも最大の上げ幅だ。
エルニーニョ現象が起きた1998年には前年同月比で6か月連続3ppmを超えていたことから「モンスターエルニーニョで来年はCO2大放出?」と思っていたが、今年は3ppmどころか4ppmを超える月もありそうだ。
1999年はリバウンドで平均して1.7ppm程度の上昇幅にとどまったが、今回は来年に果たしてリバウンドが起きるのかどうか。反動があったとしても3ppm近く上昇すれば、いよいよ箍が外れた状態になりかねない。
もう人類はCO2濃度上昇を食い止める能力を失いつつあるのだろうか。COP21のパリ協定では明らかに間に合わなくなっている。そうなるとガチで“Apocalypse Now”だ。
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