4月のCO2、史上初の前年比4ppm超えの上昇

CO2earthによると、4月の月ベースCO2濃度は407.57ppmで、前年同月403.45ppmに比べ4.12ppm上昇した。前年同月比が4ppmを超えたのは観測史上初。また407.57ppmは先月の404.86ppm、先々月は先月の404.16ppmに続き3か月連続で観測史上の月間最高記録を更新した。
今年2月に記録した観測史上最大の上昇幅3.93ppmをわずか2か月で更新した。これで3か月連続上昇幅が3ppmを超えた。3か月連続3ppmを上回ったのはエルニーニョ現象の影響が大きかった1998年以来。前年同月比3ppm以上になった月は昨年12月を含め、この5か月のうち4か月を占めた。
1998年には前年同月比で6か月連続3ppmを超えていたが、4ppmを超えたことで、もはや質的に未体験ゾーンに入ったことは確実だ。
また前月比(3月→4月)では2.71ppm増。先月は0.70ppm増どまりで小康状態だったが、今月の大幅増で一気に挽回した格好だ。世界の人為的CO2排出量はここ2年ほど横這い状態のようだが、排出量を大幅に下げない以上、CO2濃度の上昇に歯止めがかかる筈もない。
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