6月の海面気温偏差、12か月連続0.7℃状態

Mean Surface Air Temperature over Land Areas (C)Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、6月の世界の陸上平均気温偏差は0.97℃で、昨年7月以来、11か月ぶりに1℃を割った。連続1℃以上の記録は10カ月で途切れた。
一方、Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の6月の平均海面気温の偏差は0.70℃で、12か月連続0.7℃以上を記録した。これで丸1年海面気温は0.7℃以上の高温状態を記録したことになる。
前年同月比では0.02℃上昇で、5月と全く同じ数字となった。2月の0.22℃、3月の0.18℃、4月の0.12℃からは小さくなり大幅な上昇は終息したようだ。モンスターエルニーニョ現象が消えたことが一因と見られる。
平均海面気温の偏差は1997年9月に0.5℃台を記録したが、0.6℃台を記録したのは17年後の昨年2014年6月。その後は加速し、1年余りの昨年7月には初めて0.7℃台を記録した。さらに10月には一時0.8℃に達した。今後前年が0.7℃になるため、前年比マイナスになるのか、それとも高止まりが続くのか注目される。
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