北極海の海氷体積、今年の最小はほぼ史上2位

(参照)
PIOMAS October 2016によると、北極海のPIOMAS(海氷体積)は9月に底を付き、2012年に次いで2位、正確には2011年とほぼ同じでわずかに史上3位になった模様。いずれにしても2010年代に作られた記録だ。
海氷体積は気温の影響を受けやすい海氷面積よりも海水温により大きく影響を受ける。地球温暖化で捕らえられた熱量の90%は海水に吸収されることから海水温の指標とも言える。気温だけ見ていると、「1998年以降、気温は上がってない。地球温暖化は止まっている」というハイエイタス説がまことしやかに流されたが、北極海の海氷を見れば1998年以降、むしろますます減少しており、デマであることは歴然。
海氷は2007年、2012年と5年ごとに劇的に減るという経験則のようなものがあり、“順当”に行けば今年ではなく来年思い切り小さくなるのかもしれないが、既に“前段階”で史上2位レベルとなると、“真打”の来年は一体どうなるのやら、とむしろ恐ろしくなる。
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