9月の海面気温偏差、依然高止まり

Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の9月の平均海面気温の偏差は0.68℃で先月の0.69℃をわずかに下回った。前年同月0.76℃からは0.08℃下回り、先月(0.03℃減)よりも下げ幅が大きくなった。これで2か月連続前年同月を下回ったことになる。それまでは連続33カ月前年同月比プラスだったので、ようやく上げ止まり傾向が一段落したようだ。
モンスターエルニーニョ現象が消え、ラ・ニーニャ現象が生まれつつあると言われており、今後もこの下げ傾向は続くかもしれない。ただ、それでも低下は限定的ではほぼ高止まり状態が続いている。
平均海面気温の偏差は1997年9月に0.5℃台を記録したが、0.6℃台を記録したのは17年後の昨年2014年6月。その後は加速し、1年余りの昨年7月には初めて0.7℃台を記録した。さらに10月には一時0.8℃に達した。
一方、Mean Surface Air Temperature over Land Areas (C)Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、9月の世界の陸上平均気温偏差は1.29℃。昨年8月から先月まで13カ月連続1℃以上とされていたが、今年6月の記録が0.89℃に修正され、実際には10か月連続だった。ただ、7月以降は再び3か月連続で1℃以上を保っている。
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