南北両極の海氷面積がトンデモなく減少している現実

海氷面積、南極も北極も同時に観測史上最小状態に」と書いて3週間余り、Arctic Sea Ice News & Analysisによると、11月20日現在、北極の海氷面積は862.5万㎢で観測史上最低だった2012年同日の963.2万㎢より100万㎢も下回った。観測史上最小よりさらに一気に100万㎢も下がるのはさすがに異常な状態だ。10月の北極の気温がいくら高かったとはいえだ。
この異常さは南極の海氷でも起きており、同日の1361.6万㎢はこれまでの観測史上最小値の1986年の1480万㎢より既に100万㎢以上下回っている。世界はこの話題でかなり大騒ぎになっている。北極は海氷面積がなかなか広がらず、南極は爆下げしているのだから。
恐らく、モンスターエルニーニョ現象の影響が半年以上経ってから遅行的に顕著になったのだろうか。北極に至っては、これから海氷が広がるべき時にここ数日、縮小さえしている。まあ、一時的な現象だろうが。
それにしても、この調子だと、2012年9月に記録した年ベースの史上最小値も来年には記録更新されそうだ。そうすると、2007年、2012年とたどっていた5年ごとの爆下げの法則は現実味を帯びて来る。
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