猛暑なのに北極は寒冷化?


GISS Surface Temperature Analysisによると、世界の6月の緯度別平均気温が異常なまでに文字通り両極端化している。(グラフ)
これは5月に比較してもさらに先鋭化していることが分かる。5月の南極圏は+3.5℃だったが、6月は+4.3℃程度に上昇。一方の北極圏は+2.0℃だったが、−1.3℃程度にむしろ寒冷化している。
日本やヨーロッパの40℃以上の酷暑が伝えられ始めたのは7月になってからだし、北極圏でも33℃記録したのも7月。その割に6月の北極圏が比較的気温が低かったというのはどういう訳なんだろうか。
日本で酷暑になったのは6月末の早過ぎる梅雨明けだった。その時、世界レベルでも何かスイッチが入ったのか。思えば、最近日本を襲った一連の台風も変な動きをしていて、なかなか北上しない。むしろ太平洋高気圧やチベット高気圧が強過ぎて壁になり、台風による熱の供給が北極圏にまで届かずに結果的に北極圏の寒さが保存されているのでは。北極の海氷体積、史上最小5位も本来ならもっと溶けていて、史上最小記録を更新していてもいい筈なのに。7月にどうなるか注目したい。
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