12月の世界平均気温、海面より陸上で爆上げ
「南極の海氷5年ぶりに最小傾向」で「地球温暖化の熱、海の吸収量が急加速」の記事を引用したが、12月に限定すると、海面気温より陸上気温が爆上げしていることが分かった。
Mean Surface Air Temperature over Land Areas(C)Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、12月の偏差は1.85℃と前月比で0.43℃も上げていた。前年同月は1.20℃なので0.65℃も上げている。陸上気温に限ると、既に産業革命以前に比べて既に3℃以上余裕で上げており、COP21の「2℃以内」どころじゃなくなっている。
一方でMean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の12月の平均海面気温の偏差は0.77℃で、10月、11月の2か月連続の0.8℃からやや下がったが、この両月に続き過去3番目の高さを保持している。これで6か月連続0.7℃以上の状態が続いている。平均海面気温は1997年9月に0.5℃台を記録したが、0.6℃台を記録したのは17年後の昨年2014年6月。その後は加速し、昨年7月には初めて0.7℃台を記録したばかり。前年同月比0.19℃の上昇は11月の0.20℃、10月の0.16℃と遜色ない。2013年11月以来、2年間以上、前年同月を上回っている。
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