2016-01-01から1年間の記事一覧

南極の海氷面積消失スピード、未経験の領域へ

(参照) 南極の海氷面積が12月30日、600万㎢を割り込み、594.1万㎢を記録した。年内に600万㎢を割り込んだのは観測史上初。 その年の翌年1月3日に592.2万㎢でやっと600万㎢を割り込んでいる。800万㎢割れした時は1979年より3日速かったが、今回は4日速まった…

南極の海氷面積2年前の4割減

ADSによると、南極の海氷面積は12月28日に589.16万㎢を記録した。この数字は2年前の2014年の同月同日の974.22万㎢の約6割で、2年間で4割減したことになる。昨年同月同日の795.87万㎢に比べても26%減だ。 それでも、1979年をわずかに下回るペースだが、以前…

クリスマスなのに減り続ける北極の海氷

ADSによると、北極海の海氷面積は12月24日に1140.17万km2を記録したが、極寒期というのに、ここ数日減少さえしている。直近のピークは12月21日の1149.14万㎢で、3日連続下げた。25日には、1150万㎢に回復したが、停滞状態をまだ脱していない。 海氷面積上昇…

12月のCO2濃度久しぶりに3ppm割れか

📈 404.93 parts per million #CO2 last week 🌏 Up from 402.38 in 2015 🌏 #NOAA weekly data via https://t.co/idlRE62qB1 pic.twitter.com/ZoQTmzxIVI— CO2 earth (@CO2_earth) 2016年12月20日 これまで10か月連続前年同月比3ppm以上を記録していたが12月は1月…

南極の海氷面積、観測史上最速の800万km2割れ

(参照) 「南極の海氷面積、史上最速の1000万km2割れ」で1000万㎢割れしたのが12月10日、それから1週間余りの12月18日、790.7万㎢で800万㎢を割った。 これまでの最速1500万㎢割れした時は1986年との比較だったが、最速1000万㎢は1982年12月14日と1982年が比…

11月の海面気温偏差、1年8か月ぶりに0.5℃台

Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の11月の平均海面気温の偏差は0.58℃で昨年3月以来、1年8か月ぶりに0.5℃台に下がった。昨年同月は0.80℃台だった。今年1月も0.80℃だったが、そ…

11月の世界平均気温、昨年に次ぎ過去2番目の高さ

(参照)NASA:Monthly Mean Surface Temperature Anomaly (C)Land+Oceanによると、2016年11月の世界の平均気温は偏差0.93℃で、同月最高だった前年同月の1.04℃を下回ったが、観測史上2位を記録した。 世界の月平均気温は昨年10月から7か月連続1℃以上を記録して…

南極の海氷面積、史上最速の1000万km2割れ

(参照) 「南極の海氷面積、フリーフォールで急降下」で1500万㎢割れしたのが11月13日、それから1か月足らずの12月10日、988.7万㎢で1000万㎢を割った。 これまでの最速1000万㎢は1982年12月14日なので、4日速まった。1500万㎢割れした時は1986年との比較だが…

北極の海氷体積、一気に観測史上最小

(参照)PIOMAS December 2016によると、北極海のPIOMAS(海氷体積)は11月末になって過去最小の2012年から大きく乖離して呆気なく観測史上最小になった。2012年同時期より749㎦ちいさくなっている。10月末はまだわずかにプラスだった。これで海氷面積同様、“Oh …

CO2濃度10か月連続前年比上げ幅3ppm以上

CO2earthによると、11月の月ベースCO2濃度(NOAA-ESRLベース)は403.53ppmで、前年同月400.16ppmに比べ3.37ppm上昇した。これで今年2月から10か月連続で前年同月比上昇幅が3ppmを超えた。 同じようにエルニーニョ現象の影響が大きかった1998年に6か月連続3ppm…

北極の海氷面積やっと1000万km2に

Arctic Sea Ice News & Analysisによると、12月2日現在、北極の海氷面積はちょうど1000.0万㎢に達した。観測史上最低だった2012年は11月24日だったので8日遅れの大台だ。12月2日の同年は1075.3万㎢なので、その差は100万㎢以上あった11月20日現在よりは差が…

南北両極の海氷面積がトンデモなく減少している現実

「海氷面積、南極も北極も同時に観測史上最小状態に」と書いて3週間余り、Arctic Sea Ice News & Analysisによると、11月20日現在、北極の海氷面積は862.5万㎢で観測史上最低だった2012年同日の963.2万㎢より100万㎢も下回った。観測史上最小よりさらに一気…

10月の海面気温偏差、徐々に下がる傾向

Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の10月の平均海面気温の偏差は0.66℃で先月の0.68℃を下回り、3か月連続0.6℃台にとどまった。前年同月0.81℃からは0.15℃下回り、先月(0.08℃減)…

10月の世界平均気温、昨年に次ぎ過去2番目の高さ

(参照)NASA:Monthly Mean Surface Temperature Anomaly (C)Land+Oceanによると、2016年10月の世界の平均気温は偏差0.89℃で、前年同期の1.07℃を大幅に下回った。ただ、一昨年2014年10月の0.86℃を上回り、観測史上2位だった。 世界の月平均気温は昨年10月から7…

南極の海氷面積、フリーフォールで急降下

(参照) 「南極の海氷面積、観測史上最小に」から約1週間、南極の海氷面積はさらに急降下、11月13日現在、1486.0万㎢を記録して早々と1500万㎢をいとも簡単に割り込んだ。 これまでの最速1500万㎢は1986年11月19日日で、6日速まった。1981ー2010年の平均は11…

北極の海氷体積も一気に史上最小水準に

(参照) PIOMAS November 2016によると、北極海のPIOMAS(海氷体積)は10月になって一気に2012年の史上最小年の水準とほぼタイになった。これで4年間の揺り戻しは終了して来年9月にはいよいよ2012年の史上最小記録を更新するかもしれない。海氷面積は既に2012年…

CO2濃度1年全月で400ppm超え

CO2earthによると、10月の月ベースCO2濃度(NOAA-ESRLベース)は401.57ppmで、前年同月398.29ppmに比べ3.28ppm上昇した。10月としては観測史上初の400ppm超えで、12か月連続400ppm超えとなり、これで1年の全ての月で400ppmを超えた。 また今年2月から9か月連続…

自然と交渉するには人間・自然間に炭素為替市場を創設するしかない

Financial Times パリ協定 効果期待できず 温暖化の脅威に楽観と現実否認(日経ビジネスリーダー) 自然は人間のことなど一切気にしない。だが、我々は自然に気を配る必要がある。何より我々の行動が自然に悪影響を与えているのなら気にかけるべきだ。人間は様…

南極の海氷面積、観測史上最小に

(参照) Arctic Sea Ice News & Analysisによると、南極の海氷面積は11月5日現在、1622.2万㎢で、1986年同日の1630.4万㎢を下回り、この時期としては1979年からの観測以来、観測史上最小を記録した。 特にここ数日、落ち込みが激しく、急落状態。このままでは…

地球が壊れる前に〜超不都合な真実

公式サイト。原題:Before The Flood。マーティン・スコセッシ製作総指揮、フィッシャー・スティーヴンス監督、リポーター=レオナルド・ディカプリオ。潘基文、アレハンドロ・G・イニャリトゥ、マイケル・ブルーン、エンリック・サラ、ジェイク・アワアヨク…

北極の海氷面積、10月末でも初の700万km2未満

ADSによると、北極海の海氷面積は10月31日現在で696.69万km2を記録、観測史上初めて700万㎢に達しなかった。観測史上最小面積を記録した2012年でさえ766万㎢を記録し、これまで唯一700万㎢台を記録した唯一の年だったが、わずか4年でその700万㎢さえ割り込ん…

海氷面積、南極も北極も同時に観測史上最小状態に

(参照) Arctic Sea Ice News & Analysisによると、南極の海氷面積は10月28日現在、1678.7万㎢で、この時期としては観測史上過去最小の1986年の1676.2万㎢とほぼ並んで第2位で推移している。±2の偏差を既に下方に割り込んでいる。 「北極の海氷面積、ここに来…

年間全月CO2濃度400ppm以上確実に

402.14 parts per million (ppm) CO2 in air 24-Oct-2016 https://t.co/5Q2FLbb4ix— Keeling_Curve (@Keeling_curve) 2016年10月25日 キリーングカーブはここ数日で402ppm台に突入、季節変動による逓減をはっきりと脱し、いよいよ本格上昇を再開した模様だ。…

北極の海氷面積、ここに来て史上最小状態に

ADSによると、北極海の海氷面積は10月22日に638.12万km2を記録、上昇しているが、上昇スピードが減じ、同日比では史上最小状態に陥っている。 これまでの同日記録は2011年の665.15万㎢。年間最小記録317.75万㎢だった2012年でも680.90万㎢だった。 モンスタ…

9月の海面気温偏差、依然高止まり

Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の9月の平均海面気温の偏差は0.68℃で先月の0.69℃をわずかに下回った。前年同月0.76℃からは0.08℃下回り、先月(0.03℃減)よりも下げ幅が大きく…

9月の世界平均気温、観測史上最高更新

(参照)NASA:Monthly Mean Surface Temperature Anomaly (C)Land+Oceanによると、2016年9月の世界の平均気温は偏差0.91℃で、前年同期の0.82℃を上回り、過去最高だった2014年9月の0.90℃をわずかに上回った。 これで12か月連続過去最高記録を更新した筈だったが…

南極の海氷面積、今世紀最小、1980年代以来の低水準

(参照) Arctic Sea Ice News & Analysisによると、南極の海氷面積は10月13日現在、1772.8万㎢で、この時期としては今世紀最小状態で、面積が小さかった1980年代水準にまで落ち込んだ。落ち込んだと言うよりも9月以降増えておらず、増えないまま下降に転じた…

北極海の海氷体積、今年の最小はほぼ史上2位

(参照) PIOMAS October 2016によると、北極海のPIOMAS(海氷体積)は9月に底を付き、2012年に次いで2位、正確には2011年とほぼ同じでわずかに史上3位になった模様。いずれにしても2010年代に作られた記録だ。 海氷体積は気温の影響を受けやすい海氷面積よりも…

9月のCO2濃度も初の400ppm超え、8か月連続前年比3ppm上昇

CO2earthによると、9月の月ベースCO2濃度(NOAA-ESRLベース)は401.03ppmで、前年同月 397.63ppmに比べ3.40ppm上昇した。これで今年2月から8か月連続で前年同月比上昇幅が3ppmを超えた。同じようにエルニーニョ現象の影響が大きかった1998年に6か月連続3ppm以…

南極の海氷面積、2002年以来今世紀2番目の低水準

ADSによると、南極の海氷面積は8月29日に今年の最大値を付けた後、一時下降したが、その後回復もせずにここ半月間は増えもせず減りもしない横這い状態が続いている。結局、今年は8月29日に1850.4万㎢が今年のMAXに終わりそうだ。このMAXは2008年のMAX、9月4…