CO2濃度1年全月で400ppm超え

CO2earthによると、10月の月ベースCO2濃度(NOAA-ESRLベース)は401.57ppmで、前年同月398.29ppmに比べ3.28ppm上昇した。10月としては観測史上初の400ppm超えで、12か月連続400ppm超えとなり、これで1年の全ての月で400ppmを超えた。
また今年2月から9か月連続で前年同月比上昇幅が3ppmを超えた。同じようにエルニーニョ現象の影響が大きかった1998年に6か月連続3ppm以上の記録を3か月上回った。今月11月も3ppm超えの可能性が高く、エルニーニョとは無関係に「年3ppm上昇」が定着する恐れがある。
通常、季節変動では5月に最大値、9月か10月に年間最小値を付けるが、今年は10月が9月を上回り、4年連続9月最小値となった。このことは1年の中でCO2増大期が長くなり、縮小期が短くなったことを意味し、ほぼ1年の3分の2が増大期になったことを意味する。それだけCO2濃度増大の歯止めが難しくなってきたことになる。結果、温暖化はますます加速しそうという予測になってしまう。
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