2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

南北両極の海氷面積がトンデモなく減少している現実

「海氷面積、南極も北極も同時に観測史上最小状態に」と書いて3週間余り、Arctic Sea Ice News & Analysisによると、11月20日現在、北極の海氷面積は862.5万㎢で観測史上最低だった2012年同日の963.2万㎢より100万㎢も下回った。観測史上最小よりさらに一気…

10月の海面気温偏差、徐々に下がる傾向

Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の10月の平均海面気温の偏差は0.66℃で先月の0.68℃を下回り、3か月連続0.6℃台にとどまった。前年同月0.81℃からは0.15℃下回り、先月(0.08℃減)…

10月の世界平均気温、昨年に次ぎ過去2番目の高さ

(参照)NASA:Monthly Mean Surface Temperature Anomaly (C)Land+Oceanによると、2016年10月の世界の平均気温は偏差0.89℃で、前年同期の1.07℃を大幅に下回った。ただ、一昨年2014年10月の0.86℃を上回り、観測史上2位だった。 世界の月平均気温は昨年10月から7…

南極の海氷面積、フリーフォールで急降下

(参照) 「南極の海氷面積、観測史上最小に」から約1週間、南極の海氷面積はさらに急降下、11月13日現在、1486.0万㎢を記録して早々と1500万㎢をいとも簡単に割り込んだ。 これまでの最速1500万㎢は1986年11月19日日で、6日速まった。1981ー2010年の平均は11…

北極の海氷体積も一気に史上最小水準に

(参照) PIOMAS November 2016によると、北極海のPIOMAS(海氷体積)は10月になって一気に2012年の史上最小年の水準とほぼタイになった。これで4年間の揺り戻しは終了して来年9月にはいよいよ2012年の史上最小記録を更新するかもしれない。海氷面積は既に2012年…

CO2濃度1年全月で400ppm超え

CO2earthによると、10月の月ベースCO2濃度(NOAA-ESRLベース)は401.57ppmで、前年同月398.29ppmに比べ3.28ppm上昇した。10月としては観測史上初の400ppm超えで、12か月連続400ppm超えとなり、これで1年の全ての月で400ppmを超えた。 また今年2月から9か月連続…

自然と交渉するには人間・自然間に炭素為替市場を創設するしかない

Financial Times パリ協定 効果期待できず 温暖化の脅威に楽観と現実否認(日経ビジネスリーダー) 自然は人間のことなど一切気にしない。だが、我々は自然に気を配る必要がある。何より我々の行動が自然に悪影響を与えているのなら気にかけるべきだ。人間は様…

南極の海氷面積、観測史上最小に

(参照) Arctic Sea Ice News & Analysisによると、南極の海氷面積は11月5日現在、1622.2万㎢で、1986年同日の1630.4万㎢を下回り、この時期としては1979年からの観測以来、観測史上最小を記録した。 特にここ数日、落ち込みが激しく、急落状態。このままでは…

地球が壊れる前に〜超不都合な真実

公式サイト。原題:Before The Flood。マーティン・スコセッシ製作総指揮、フィッシャー・スティーヴンス監督、リポーター=レオナルド・ディカプリオ。潘基文、アレハンドロ・G・イニャリトゥ、マイケル・ブルーン、エンリック・サラ、ジェイク・アワアヨク…

北極の海氷面積、10月末でも初の700万km2未満

ADSによると、北極海の海氷面積は10月31日現在で696.69万km2を記録、観測史上初めて700万㎢に達しなかった。観測史上最小面積を記録した2012年でさえ766万㎢を記録し、これまで唯一700万㎢台を記録した唯一の年だったが、わずか4年でその700万㎢さえ割り込ん…