2015-01-01から1年間の記事一覧

11月の世界平均海面気温2か月連続0.8℃以上高

Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の11月の平均海面気温は先月の過去最大の偏差気温0.81℃とほぼ同じ0.80℃を記録した。これで5か月連続0.7℃以上の状態が続いている。 平均海面…

モンスターエルニーニョで来年はCO2大放出?

Keeling_Curveによると、今月の大気中のCO2は前年同月比で3ppm前後の増加になりそうだ。もし3ppm以上の増加になれば、2013年2月(3.20ppm)以来だが、過去に集中的に3ppm以上の増加を記録したのは1998年だ(参照)。1998年6月(3.36ppm)、同7月(3.40ppm)、同8月(3…

11月の世界平均気温2か月連続1℃以上突破

(参照)NASA:Monthly Mean Surface Temperature Anomaly (C)Land+Oceanによると、今年11月の世界の平均気温は常軌を逸するくらいのトンデモない上がり方をした先月に引き続き、偏差は1.05℃で、2か月連続で1℃を超えた。先月の1.06℃をわずかに下回ったが、前年…

日本は化石燃料を年率2.5%減の管理貿易にすべし

首相 技術革新で温室効果ガス削減を(NHK) 「日本は、26%削減という目標に向け、温室効果ガスの計画的な削減に取り組まなければならない。経済成長を犠牲にせずにこれらを達成していく」としています。 2030年までに2013年比26%削減となると、もはや残され…

CO2排出「実質ゼロ」より「実質マイナス」を目指すべき

温暖化対策の新枠組み「パリ協定」を採択 COP21(朝日) 「今世紀後半に温室効果ガスの人為的な排出と吸収を均衡させる」ことも目指している。 COP21「パリ協定」を採択(NHK) 世界全体の温室効果ガスの排出量をできるだけ早く減少に転じさせて、今世紀後半には…

CO2排出量低下見込みでもppm増加量は下がらない

Global Carbon Budget 2015によると、世界の2014年の化石燃料起源二酸化炭素排出量は35.9Gt(CO2ベース)で前年比0.6%の伸びとなった。2015年の推定排出量は35.7Gtで前年比0.6%(マイナス1.6%〜プラス0.5%)減少する見込み。排出量は近年、「中国のCO2排出爆…

11月のCO2濃度今年最大の上げ幅、観測史上初の400ppm超え

CO2earthによると、今年11月の月ベースCO2濃度は400.16ppmで、昨年同月397.27ppmに比べ2.89ppm高くなった。2ppm以上増えたのは今年になって1月(2.16ppm)、2月(2.35ppm)、5月(2.16ppm)、7月(2.30ppm)、9月(2.38ppm)、10月(2.36ppm)に続き7度目。上げ幅では今…

CO2減らしてもCO2増え続けるメカニズム

地球温暖化拡大で「酸欠」の危機も、英研究(AFP) 微小な海洋性植物の植物プランクトンは、大気中の酸素の約3分の2を生成している。 研究チームは、地球平均気温の上昇幅6度がしきい値になるとしながら、「水中と大気中で酸素欠乏が起こると思われる」と指摘…

メキシコ湾流北極海深部に北上?

北極海の海氷が北上して来るメキシコ湾流の影響を受けてか、昨年の11月(左)に比べて今年11月はバレンツ海やノルウェー海で結氷が遅いようだ。 その代わり、ベーリング海付近は昨年より海氷が増えている。バフィン湾も多い。何かメキシコ湾流によって海氷が押…

11月のCO2濃度、観測史上初の400ppm乗せの勢い

Keeling_Curve によると、今月の大気中の二酸化炭素濃度は11月としては観測史上初めて400ppmを超えそうだ。今月24日現在、400ppmを超えた日数は14日で最近は連続して400ppmを上回って推移しておりこの傾向に変化がなければ今月が400.5ppm前後になりそうだ。…

10月の世界平均海面気温4か月連続過去最高、初の0.8℃高

Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の10月の平均海面気温は先月の過去最大の偏差気温0.76℃をさらに更新、0.81℃を記録し、観測史上初めて0.8℃台に突入した。これで4か月連続観測…

10月の世界平均気温トンデモなく過去最高、一気に1℃突破

グラフ(参照)のように、今年10月の世界の平均気温は常軌を逸するくらいのトンデモない上がり方。軽く1℃を呆気なく超えてしまった。これはCOP21の議題になっている「2℃以内」目標の折り返し点を早くも超えたことになる。各国で手練手管、妥協を繰り返してい…

矛盾成長に陥った世界

実話を基にした映画「エベレスト 3D」の中で、極寒の中で登山者が矛盾脱衣:paradoxical undressing 人間は、あまりに寒い環境下に長時間いると、体温の熱量は外気に奪われ、その結果体温が下がる。体温が一定以下に下がると、体は生命の維持のためにそれ以上…

CO2、産業化前に比べ43%増

WMO GREENHOUSE GAS BULLETIN The State of Greenhouse Gases in the Atmosphere Based on Global Observations through 2014 latest analysis of observations from the WMO Global Atmosphere Watch (GAW) Programme shows that the globally averaged mol…

10月のCO2濃度、前月上回り、年ベース初の400ppm超えへ

Co2now.org.によると、今年10月の月ベースCO2濃度は398.29ppmで、昨年同月395.93ppmに比べ2.36ppm高くなった。今年は月ごとに2ppmを巡って一進一退の攻防状態で、2ppm以上増えたのは今年になって1月(2.16ppm)、2月(2.35ppm)、5月(2.16ppm)、7月(2.30ppm)、9…

地球温暖化の最後の砦、南極大陸の氷床も風前の灯

これまで増えているのか減っているのかいまひとつ判然としなかった南極大陸の氷床だが、どうやらあと数十年で1万年に渡る増加傾向に終止符が打たれそうだ。 Mass gains of Antarctic Ice Sheet greater than losses, NASA study reports(PHY.SORG) A new NAS…

日本の地熱発電、世界10位に転落

EIA:Today in Energy:Indonesia has significant potential to increase geothermal electricity productionによると、日本の地熱発電量は実績ベースで、世界10位に転落した。 「2030年の地熱発電、現在のフィリピン以下」の通り、Geothermal electricityの…

北極の最小海氷体積1〜5位まで2010年以降に

PIOMAS October 2015=PIOMAS(Pan-Arctic Ice Ocean Modeling and Assimilation System)によると、今年の北極海の海氷体積の最小は9月に記録した5670㎦で、2012年、2011年、2010年、2013年に次いで観測史上5番目の最小記録となった。 今年は海氷面積では観測…

世界の気候大転換裏付け〜CO2濃度も底値が9月に前倒し傾向

世界の気候「大転換」の恐れ 温暖化対策、猶予なし(日経) 世界の気候が大きな転換点(レジームシフト)を迎えつつある――。こんな見方が気象研究者の間で広がってきた。熱帯太平洋で発生中の顕著な「エルニーニョ」現象が引き金となり、過去十数年間に比べ地…

世界の9月の平均海面気温3か月連続過去最高を更新、より高いステージへ

Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の9月の平均海面気温は先月の過去最大の偏差気温0.72℃をさらに更新、0.76℃を記録し、観測史上最高を更新した。3か月連続0.7℃を上回り、初め…

9月の世界平均気温、昨年に次ぐ過去2番目の高さ

グラフのように(参照)のように、今年9月の世界の平均気温(Land+Ocean)0.81℃で、前月と同じ水準だった。9月としては昨年同月0.90℃に次ぐ過去2番目の水準だ。単純に昨年の各月を比べると、今年が5勝3敗1引き分けな感じで観測史上最高年だった昨年を上回って…

9月のCO2濃度、前年比増加量今年最大

Co2now.org.によると、今年9月の月ベースCO2濃度は397.64ppmで、昨年同月395.26ppmに比べ2.38ppm高くなった。今年は月ごとに2ppmを巡って一進一退の攻防状態で、2ppm以上増えたのは今年になって1月(2.16ppm)、2月(2.35ppm)、5月(2.16ppm)、7月(2.30ppm)に続…

北極の海氷面積、観測史上4番目の最小値

Arctic Sea Ice News & Analysis:Charctic Interactive Sea Ice Graphによると、北極海の海氷面積(少なくとも15%以上)は今月9日、441.3万㎢に付けた値が今年最低値となり、2012年、2007年、2011年に次ぎ観測史上4番目の低さが確定した。今年は1453.6万㎢…

世界の8月の海面気温2か月連続観測史上最高更新、22か月連続前年同月上回る

Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の8月の平均海面気温は先月の過去最大の偏差気温0.71℃をさらに更新、0.72℃を記録し、観測史上最高を更新した。昨年8月は0.67℃だった。一昨年…

世界平均気温、3か月連続過去最高水準(8月)

グラフのように(参照)のように、今年8月の世界の平均気温(Land+Ocean)は3か月連続観測史上過去最高水準を記録した。この1年間(昨年9月〜今年8月)で計8か月過去最高水準を記録したことになる。地球温暖化がさらに底上げしていることを示唆している。 偏差は…

8月のCO2濃度、前年同月比再び2ppm割れ

Co2now.org.によると、今年8月の月ベースCO2濃度は398.82ppmで、昨年同月397.01ppmに比べ1.81ppm高くなった。前年同月比で2ppmを割ったのは6月以来。今年は月ごとに2ppmを巡って一進一退の攻防戦を行っている状態で、2ppm以上増えたのは今年になって1月(2.16…

北極の海氷面積、前年最小値を下回る

Arctic Sea Ice News & Analysis:Charctic Interactive Sea Ice Graphによると、北極海の海氷面積(少なくとも15%以上)は今月28日、496.6万㎢になり、昨年9月17日の同年最低記録、502.8万㎢を下回った。500万㎢を下回るのは2012年以来、3年ぶり。 海氷面積…

世界の7月の海面気温3か月連続観測史上最高

Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の7月の平均海面気温は5月、6月の過去最大の偏差気温0.60℃をさらに更新、0.71℃を記録し、観測史上最高を更新した。昨年最高の9月の0.69℃を…

7月の世界平均気温、2か月連続過去最高

グラフのように(参照)のように、今年7月の世界の平均気温(Land+Ocean)は2か月連続過去最高を記録した。過去1年(昨年8月〜今年7月)のうち5か月は観測史上最高を記録したことになる。 年初から7月まで7カ月連続標準偏差が0.7を上回ったのは観測史上初めて…

7月のCO2濃度、前年同月比再び2ppm以上に

Co2now.org.によると、今年7月の月ベースCO2濃度は401.30ppmで、昨年同月399.00ppmに比べ2.30ppm高くなった。7月としては観測史上初めて400ppm以上を記録した。 400ppm超えは2月から6カ月連続で昨年の4〜6月の3カ月連続の2倍記録を更新した。これで年の半分…