10月の海面気温偏差、徐々に下がる傾向

Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の10月の平均海面気温の偏差は0.66℃で先月の0.68℃を下回り、3か月連続0.6℃台にとどまった。前年同月0.81℃からは0.15℃下回り、先月(0.08℃減)よりも下げ幅が大きくなった。これで3か月連続前年同月を下回り下げ幅も広がっている。それまでは13カ月連続0.7℃以上を記録していた。
平均海面気温の偏差は1997年9月に0.5℃台を記録したが、0.6℃台を記録したのは17年後の昨年2014年6月。その後は加速し、1年余りの昨年7月には初めて0.7℃台を記録した。さらに10月には一時0.8℃に達した。
一方、Mean Surface Air Temperature over Land Areas (C)Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、10月の世界の陸上平均気温偏差は1.03℃で4か月連続1℃以上を記録した。ただし、昨年同月は1.48℃だったので0.45℃下がったことになる。昨年8月から今年5月まで10カ月連続1℃以上を記録、今年6月の記録が0.89℃で途切れたがこれで直近15カ月のうち14カ月で1℃以上を記録したことになる。直近3カ月は下げ続けており、とりあえずの猛烈な上昇は休止状態になったようだ。
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