2016-01-01から1年間の記事一覧

ラルフ・キーリング、今年は全月400ppm超えになると宣言

Note from Ralph Keeling as Keeling Curve reaches its annual low point: https://t.co/Vp1uYABCB3— Keeling_Curve (@Keeling_curve) 2016年9月23日 The Keeling Curve Note on Reaching the Annual Low Point September 23,2016 Rob Monroe From this it’…

南極の海氷、今年のMAXは2008年以来の低水準

ADSによると、南極の海氷面積はここに来て腰折れし、今年のMAXは2008年以来、最低になりそうだ。今年は8月29日に1850.4万㎢を記録してこれまでの最大値を付けたが、その後は下降に転じている。このまま8月29日の記録が今年のMAXになる可能性が濃くなった。 …

北極の海氷史上2位の最小面積、400万km2割れはぎりぎり免れる

ADSによると、北極海の海氷面積は9月7日に401.73万km2を記録したが、その後上昇に転じ、6日連続上昇を続け、9月13日現在、423.99万㎢までに回復した。現時点では史上3位のレベルに回復している。 401.73万km2が今年の最小値で、2012年の年間最小記録317.75万…

8月の海面気温偏差、34カ月ぶりに前年同月下回る

Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の8月の平均海面気温の偏差は0.69℃で、14か月ぶりに0.7℃を下回った。2013年11月から33カ月連続前年同月比を上回っていたが、34カ月ぶりに前…

8月の世界平均気温、11か月連続観測史上最高更新

(参照)NASA:Monthly Mean Surface Temperature Anomaly (C)Land+Oceanによると、2016年8月の世界の平均気温は偏差0.98℃で、前年同期の0.78℃を上回り、11か月連続過去最高記録を更新した。今年は6月まで偏差は低まったが、この2か月間、再び上昇に転じ、1℃に…

8月のCO2濃度、7か月連続前年比3ppm上昇、1998年の記録超える

CO2earthによると、8月の月ベースCO2濃度(NOAA-ESRLベース)は402.25ppmで、前年同月398.93ppmに比べ3.32ppm上昇した。これで2月から7か月連続で前年同月比上昇幅が3ppmを超えた。同じようにエルニーニョ現象の影響が大きかった1998年に6か月連続3ppm以上を記…

北極の海氷面積、史上2位以上の最小面積確定

ADSによると、北極海の海氷面積は9月3日、405.42万km2で、2007年9月17日に記録した同年の最小値406.57万km2を一気に下回った。 2007年よりちょうど2週間早く記録を下回った。このままでは数日内には2012年以来、4年ぶりに400万㎢割れになるのはほぼ確実にな…

北極海の海氷体積も史上2位レベルに

(参照) PIOMAS September 2016によると、北極海のPIOMAS(海氷体積)は先月まで観測史上4位状態に後退していたが、2016年8月が過ぎて一気に史上2位レベルになった模様。2012年に次いで小さくなっている。 8月には低気圧が北極海を通過したようで、海氷が散乱気…

CO2濃度、地球史上最後の400ppm未満?

The Keeling Curve:Brief Reprieve from 400 PPM Era May Be Thanks to a Hurricane Hurricane Madeline could be behind an unexpected dip in carbon dioxide concentrations measured at Mauna Loa below 400 parts per million (ppm) this week. The rea…

北極の海氷面積、再び史上2位レベルで減少中

ADSによると、北極海の海氷面積は8月28日、443.23万km2で、ここに来て融解が加速、2012年についで観測史上2番目のスピードで450万㎢を割り込んでいる。450万㎢割れは観測史上5回目で、いずれも2007年以降に記録されている。 500万㎢割れは9回だったので一段…

北極の海氷面積、史上3位で500万km2割れ

ADSによると、北極海の海氷面積は8月19日、497.89万km2で、2012年、2007年についで観測史上3番目のスピードで500万㎢を割り込んだ。500万㎢割れは観測史上9回目で、いずれも2007年以降に記録されている。つまり、この10年で9度記録したことになる。 8月5日時…

7月の海面気温偏差、33カ月連続前年同月上回る

Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の7月の平均海面気温の偏差は0.72℃で、13か月連続0.7℃以上を記録した。2013年11月から33カ月連続前年同月比を上回っている。 前年同月比では…

7月の世界平均気温、10か月連続観測史上最高更新

(参照)NASA:Monthly Mean Surface Temperature Anomaly (C)Land+Oceanによると、2016年7月の世界の平均気温は偏差0.82℃で、前年同期の0.73℃を上回り、10か月連続過去最高記録を更新した。これで12か月の過去最高記録は全て2014年以降に更新されたことになる…

グリーンランドの氷床融解が今夏加速

(参照) Greenland Ice Sheet Todayによると、グリーンランドの氷床の融解は今夏は顕著で、2012年の大融解以来の大きさになっているようだ。今夏、ほとんどは平均(1981−2010)を上回っている。これまで4度大きなスパイク(急上昇)を経験しているが、8月に入っ…

北極海の海氷体積史上4位レベルに後退

(参照) PIOMAS August 2016によると、北極海のPIOMAS(海氷体積)は先月まで観測史上3位状態で推移していたが、2016年8月になって史上4位レベルに後退した模様。2012年、2011年、2010年に次いで小さくなっている。 7月の北極海は比較的涼しかったようで、6月に…

7月のCO2濃度、6か月連続前年比3ppm上昇、1998年と並ぶ

CO2earthによると、7月の月ベースCO2濃度(NOAA-ESRLベース)は404.39ppmで、前年同月401.31ppmに比べ3.08ppm上昇した。これで2月から6か月連続で前年同月比上昇幅が3ppmを超えた。同じようにエルニーニョ現象の影響が大きかった1998年に6か月連続3ppm以上を記…

北極の海氷面積、史上3位で600万km2割れ

ADSによると、北極海の海氷面積は8月5日、596.21万km2で、2012年、2007年についで観測史上3番目のスピードで600万㎢を割り込んだ。 先月7月段階では史上2位、それ以前は史上最速だったのを考慮すると、フリーフォールの可能性は低まったといえる。 ただ、今…

6月の海面気温偏差、12か月連続0.7℃状態

Mean Surface Air Temperature over Land Areas (C)Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、6月の世界の陸上平均気温偏差は0.97℃で、昨年7月以来、11か月ぶりに1℃を割った。連続1℃以上の記録は10カ月で途切れた。 一方、Mean Surfac…

6月の世界平均気温、観測史上9か月連続月間過去最高

(参照)NASA:Monthly Mean Surface Temperature Anomaly (C)Land+Oceanによると、2016年6月の世界の平均気温は偏差0.79℃で、前年同期の0.78℃をわずかに上回り、9か月連続過去最高記録を更新した。 2016年は目下、6月まで昨年の年間最高記録をことごとく上回っ…

2015年の世界の再エネ前年比15%増

BP Statistical Review of World Energy June 2016によると、世界の従来水力やバイオ燃料を除く再生可能エネルギー消費は石油換算で364.9百万トンで前年比15.2%増だった。10年前に比べれば約4.4倍に増えた。中国は前年比20.9%増で10年前に比べてなんと約37…

北極の海氷面積、史上2位で800万km2割れ

ADSによると、北極海の海氷面積は7月12日、790.82万km2で、2012年の7月10日に次いで2日遅れの史上2番目の速さで800万㎢を割り込んだ。ちなみに昨年は7月17日で5日早い。 先月6月段階では史上最速で100万㎢割れ、5月段階でも史上最速で1200万㎢割れだったが、…

北極海の海氷体積史上3位に後退

(参照) PIOMAS July 2016によると、北極海のPIOMAS(海氷体積)は先月まで観測史上最小状態で推移していたが、6月にそれほど溶けず、2016年7月現在、史上3位に後退した。2012年、2011年より大きくなり、2014年、2015年よりは小さくなっている。 海氷面積も6月…

6月のCO2濃度、前年比で再び4ppm上昇、史上2番目

CO2earthによると、6月の月ベースCO2濃度(NOAA-ESRLベース)は406.81ppmで、前年同月402.80ppmに比べ4.01ppm上昇した。4ppmを超えたのは2か月ぶりで史上2番目の上げ幅。これで5か月連続前年同月比上昇幅が3ppmを超えた。同じようにエルニーニョ現象の影響が大…

北極の海氷、溶解速度鈍るも依然史上最小状態

(参照) 北極の海氷面積はnsidcのデータでも6月24日、1000万㎢を割った。これは2010年の記録6月25日を1日だけ破って観測史上最速になった。史上最小年の2012年の6月26日には2日速かった。既にADSでは6月15日に1000万㎢を割っているが、ADSの場合、夏季の溶解…

5月の海面気温、11か月連続0.7℃状態

Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の5月の平均海面気温の偏差は0.70℃で、11か月連続0.7℃以上を記録した。 ただ、前年同月比では0.02℃上昇で、2月の0.22℃、3月の0.18℃、4月の0.…

北極の海氷面積、史上最速で1000万km2割れ

ADSによると、北極海の海氷面積は6月15日、999.36万km2で、1000万㎢を史上最速で割り込んだ。これまでの最速記録は年間最小を記録した2012年6月18日で、3日だけ速まった。ちなみに昨年は6月22日で1週間早い。 先月5月6日に「史上最速で1200万km2割れ」した時…

5月の世界平均気温、観測史上8か月連続月間過去最高

(参照)NASA:Monthly Mean Surface Temperature Anomaly (C)Land+Oceanによると、2016年5月の世界の平均気温は偏差0.93℃で、昨年10月以来、7か月連続記録していた偏差1℃以上を8か月ぶりに割り込んだ。しかし前年同月(0.78℃)に比べ0.15℃の上昇し、8か月連続過…

北極海の海氷体積史上最小状態

(参照) PIOMAS June 2016によると、北極海のPIOMAS(海氷体積)は2016年6月現在、観測史上最小状態で推移している。 2015年は史上5位で推移していたのが、今年に入り一気に減少に転じ、年間最大値を記録する3月、4月には既に観測史上最小水準に達し、現在、史…

5月のCO2濃度、4か月連続史上最高更新

CO2earthによると、5月の月ベースCO2濃度(NOAA-ESRLベース)は407.70 ppmで、前年同月403.94ppmに比べ3.76ppm上昇した。前月の4ppm超えには至らなかったが、これで2月から4か月連続で観測史上の月間最高記録を更新した。またこれで4か月連続前年同月比上昇幅…

日本の地熱発電、名実ともに世界10位に転落

昨年10月に「日本の地熱発電、世界10位に転落」と書いたのは発電実績ベースだったが、RENEWABLES 2016 GLOBAL STATUS REPORTによると、2015年の世界の地熱発電能力でも日本は10位に転落した。これで潜在地熱資源は世界3位にも拘わらず名実ともに10位に転落し…