日本の地熱発電、名実ともに世界10位に転落

昨年10月に「日本の地熱発電、世界10位に転落」と書いたのは発電実績ベースだったが、RENEWABLES 2016 GLOBAL STATUS REPORTによると、2015年の世界の地熱発電能力でも日本は10位に転落した。これで潜在地熱資源は世界3位にも拘わらず名実ともに10位に転落したことになる。近年、急速に伸びているトルコが予想通りに日本を抜き去った。
トルコは2015年の世界全体の新施設の50%を占めている。2位はアメリカ22%、3位メキシコ17%の順だ。日本は2%でなんとドイツとほぼ同じ。およそ地熱と縁のなさそうなドイツと同じなのだ。相対的に見て、日本のやる気のなさは際立つ。
1997年、地熱が新エネルギーから外されて以来、基本何も変わっていない。2050年までに温室効果ガス8割削減を閣議決定したというのに、何もせずに減るとでも思っているのだろうか。
Clickで救えるblogがある⇒にほんブログ村 経済ブログへにほんブログ村 環境ブログ 環境学へ