8月の海面気温偏差、34カ月ぶりに前年同月下回る

Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の8月の平均海面気温の偏差は0.69℃で、14か月ぶりに0.7℃を下回った。2013年11月から33カ月連続前年同月比を上回っていたが、34カ月ぶりに前年同月(−0.03℃)を下回った。モンスターエルニーニョ現象が消えた効果で上げ幅は最近小さくなっていたが、ここに来てやっとマイナスになった。ただ、現実にはほぼ高止まり状態が続いていると解釈できる。
平均海面気温の偏差は1997年9月に0.5℃台を記録したが、0.6℃台を記録したのは17年後の昨年2014年6月。その後は加速し、1年余りの昨年7月には初めて0.7℃台を記録した。さらに10月には一時0.8℃に達した。
一方、Mean Surface Air Temperature over Land Areas (C)Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、8月の世界の陸上平均気温偏差は1.56℃で、4か月ぶりに1.5℃以上になった。昨年8月から13カ月連続1℃以上を保っている。
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