2016-01-01から1年間の記事一覧

南極が例外的に温暖化しない謎

Deep, old water explains why Antarctic Ocean hasn't warmed(University of Washington) Gale-force westerly winds that constantly whip around Antarctica act to push surface water north, continually drawing up water from below.The Southern Oce…

メガソーラー設備認定ころがし

陸前高田市、津波が遡った気仙川沿いの山林にメガソーラー 不動産開発の知見を生かし、認定済み案件を買収して建設(日経テクノロジー) 開発手法としては、経済産業省から設備認定を受けたものの、施工に至っていない案件を取得することを基本としている。設…

北極の海氷、フリーフォールの可能性

(参照) 「Arctic Sea Ice News& Analysis、技術的不具合で4月のデータ全て消去」されて1か月余り、とりあえず入った仮データによるグラフを見ると、北極海の海氷面積はどうやら完全にボリンジャーバンドから抜け落ちてポイント・オブ・ノー・リターン、フリ…

息を吐くように嘘を吐く再エネ否定デマゴギストを参考人に呼ぶ国会の劣化

石川和男「バッテリーと言うと揚水発電があるというんだけど、あのさあ、揚水発電所の周りに風力とか太陽光とか設置できねえよ。揚水発電がバッテリーだという意見があるんだけれど、太陽光とか風力発電を揚水発電に集めるうちに(送電)ロスして消えちゃうよ…

4月の陸上気温上昇、前年同月比では一気に倍増

Mean Surface Air Temperature over Land Areas (C)Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、4月の世界の陸上気温の偏差は1.80℃で、観測史上初めて2℃を超え2か月連続2℃超だった先々月、先月に比べて幾分和らいだように見える。しかし、前…

4月の世界平均気温、7か月連続1℃以上で高止まり続く

(参照)NASA:Monthly Mean Surface Temperature Anomaly (C)Land+Oceanによると、2016年4月の世界の平均気温は偏差1.11℃で、昨年10月以来、7か月連続偏差1℃を記録した。前年同月は 0.74℃で、0.37℃の上昇。3月は0.38℃、2月は0.46℃、1月は0.29℃、昨年12月は0.31…

2040年にはCO2濃度は500ppm?

「2040年、再エネ増えてもCO2排出止まらず」 International Energy Outlook 2016によると、2040年の世界のエネルギー消費は2012年の549000兆Btu(英熱量)から2040年には815000兆Btuになり、48%増大すると予測している。化石燃料は2040年でも全体の4分の3を…

2040年、再エネ増えてもCO2排出止まらず

International Energy Outlook 2016によると、2040年の世界のエネルギー消費は2012年の549000兆Btu(英熱量)から2040年には815000兆Btuになり、48%増大すると予測している。化石燃料は2040年でも全体の4分の3を占めている。その結果、CO2の排出量は2012年の…

北極の海氷面積、史上最速で1200万km2割れ

ADSによると、北極海の海氷面積は5月6日、11,986,358km2で、1200万㎢を史上最速で割り込んだ。これまでの最速記録は昨年5月12日で、さらに6日速まり、2年連続史上最速記録を更新した。5月上旬に1200万㎢割れするのは史上初。 ちなみに2014年は5月17日、2013…

4月のCO2、史上初の前年比4ppm超えの上昇

CO2earthによると、4月の月ベースCO2濃度は407.57ppmで、前年同月403.45ppmに比べ4.12ppm上昇した。前年同月比が4ppmを超えたのは観測史上初。また407.57ppmは先月の404.86ppm、先々月は先月の404.16ppmに続き3か月連続で観測史上の月間最高記録を更新した。…

既成の水力発電まだまだ開発余地ある

北海道は83,424.31km²、540万人。方や再エネ大国と言われるデンマークは43,094km2で人口570万人。面積は北海道がデンマークの約2倍(北方領土を除くと2倍弱くらいか)だが人口はほぼ同じ。違いはデンマークの電力の50%以上が再生可能エネルギー(2012年現在で…

北極の海氷、史上最小ペースで減少している模様

「Arctic Sea Ice News& Analysis、技術的不具合で4月のデータ全て消去」の状態が以前続いているが、JAXAのグラフ(←)を見ると4月27日現在、北極の海氷は史上最小のペースで減り続けているようだ。JAXAのグラフは2002年以降だが、それ以前はさらにはるか上で…

阿蘇の野焼きもうやめたら

阿蘇山の「米塚」に亀裂 お椀を逆さにしたようなミニ火山【熊本地震】(Huffington Post) 米塚は、標高954メートルで高さ80メートル。裾野の直径は約380メートルで、頂上に直径約80メートルの火口跡が残る。噴石が積み重なってできた火砕丘で、約3千年前に形…

モンスターエルニーニョようやく収束へ

(参照)「モンスターエルニーニョで来年はCO2大放出?」から4か月、ようやくモンスターエルニーニョ現象が収束した模様だ。1998年のエルニーニョ現象は1997年から1998年まで続いたが、今回は一昨年夏から今年初夏ごろまでで、期間としても平年海水温の高さも…

3月の海面気温、9か月連続0.7℃以上レベル

Mean Surface Air Temperature over Land Areas (C)Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、3月の世界の陸上気温の偏差は2.26℃超で観測史上初めて2℃を超えた先月に続き2か月連続2℃超となった。 一方で、Mean Surface Air Temperature ov…

3月の世界平均気温、6か月連続1℃以上、1℃以上常態化

(参照)NASA:Monthly Mean Surface Temperature Anomaly (C)Land+Oceanによると、2016年3月の世界の平均気温は偏差1.28℃で、観測史上最高記録偏差1.34℃を記録した2月に次いで史上2番目の高さを記録した。昨年10月に初めて1℃を超えて以来、6か月連続1℃以上のト…

Arctic Sea Ice News& Analysis、技術的不具合で4月のデータ全て消去

(参照) Arctic Sea Ice News& Analysisは12日、衛星のセンサーの技術的トラブルで間違ったデータが送信されていたとして今月1日からのデータをキャンセルした。南極の海氷も同様にキャンセルされた。回復の見通しは今のところ立っていないという。実際に不具…

北極の海氷、季節外れの爆騰で昨年最大値一気に突破

(参照) 「北極、南極の海氷面積、4月に突然のリバウンド」で、 このままでは、3月24日の今年の最大値1452.3万㎢や昨年の最大値1453.6万㎢を破って年間最大値の過去最小2年連続更新がキャンセルされる可能性すら有り得ないことではなくなってきた。 のだがわ…

北極、南極の海氷面積、4月に突然のリバウンド

(参照) 「北極の海氷面積ギリギリ年間最大値の過去最小2年連続更新」の筈だったが、ここに来て、唐突なほどに“V字回復”をしている。 4月6日、北極の海氷面積は1405.2万㎢に下がり、7日にも140万㎢割れになる筈だった。もし実現していたら、過去最も早かった2…

3月のCO2前年比2か月連続3ppm以上上昇、1998年以来

CO2earthによると、3月の月ベースCO2濃度は404.83ppmで、前年同月401.52ppmに比べ3.31ppm上昇した。これで観測史上最大の上昇幅3.93ppmを記録した2月に続き、2か月連続上昇幅が3ppmを超えた。2か月連続上昇したのはエルニーニョ現象のあった1998年以来。前年…

北極の海氷面積ギリギリ年間最大値の過去最小2年連続更新

2月以来、「北極海氷エルニーニョで年間最大値2年連続過去最小状態」が続いていたが、3月末になって、ようやく年間最大値2年連続過去最小が確実になった。2月中旬は踊り場状態だったが、下旬以降再び増大を始め、3月2日にいったん、1447.8万㎢の今年最大値を…

非対称性の戦争を仕掛けたのは欧米

先ほどNHKで「欧州緊迫 ベルギー連続テロ事件」を観ていたら解説者が「テロは非対称性の戦争」という毎度お馴染みの言葉を言っていた。だけど、これは正しくない。戦争の対称性を破壊したのは欧米側なのだから。 欧米と中東の戦いは遡れば古代ローマ帝国時代…

北極海の海氷体積再び史上最小圏に

(参照) PIOMAS March 2016によると、北極海のPIOMAS(海氷体積)は2016年3月現在、観測史上最小レベルで推移している。 2015年は史上5位で推移していたのが、今年に入り一気に減少に転じたのが、観測史上1位だった2012年レベルも下回り始めた。今現在の3月の水…

中国の再エネ爆上げ凄いことに

中国の再生可能エネルギー開発が大爆発しているようだ。 Solar power in China Photovoltaics Capacity(MW) 2005 70 2010 800 2015 43,180 さらに、China to More Than Triple Solar Power Capacity in Five Yearsというから勢いが衰える気配がない。 Wind p…

2月の世界陸上気温、初めて2℃超え

「2月の世界平均気温、1.5℃目前の終末論的トンデモ上昇」となったが、Mean Surface Air Temperature over Land Areas (C)Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、2月の世界の陸上気温は2.37℃上昇、観測史上初めて2℃を超え、爆上げした。…

2月の世界平均気温、1.5℃目前の終末論的トンデモ上昇

(参照)NASA:Monthly Mean Surface Temperature Anomaly (C)Land+Oceanによると、2016年2月の世界の平均気温は偏差1.34℃の観測史上最高記録を更新した。昨年12月以来、3か月連続過去最高を更新したことになる。昨年10月に初めて1℃を超えて以来、5か月連続1℃以…

地球温暖化を挙げて原発止めた大津地裁は本末転倒

高浜原発3・4号機 運転停止命じる仮処分決定(NHK) 山本善彦裁判長の決定文を読むと、まるで原発再稼働を容認しているのではないかと思わず錯覚しそうになる箇所がある。 決定文 地球温暖化に伴い,地球全体の気象に経験したことのない変動が多発するように…

CO2濃度、3月も爆上げの予感

🏆 NEW ALL TIME HIGH FOR DAILY #CO2 🏆 406.46 ppm in atmosphere March 2, 2016 🏆 #NOAA Mauna Loa data via https://t.co/PTTkLiy4Xs 🏆— CO2 earth (@CO2_earth) 2016年3月3日 「2月のCO2前年比4ppm過去最大増 Close to Apocalypse」も凄いことになったが、今…

2月のCO2前年比4ppm過去最大増 Close to Apocalypse

CO2earthによると、2月の月ベースCO2濃度は404.16ppmで、前年同月400.26ppmに比べ3.90ppm高くなった。これは1998年9月の3.70ppmを17年5か月ぶりに上回る観測史上初。前年同月比3ppm以上になったのは昨年12月の3.01ppm以来だが、今回はほぼ4ppmアップの強烈な…

南極の海氷、今世紀3番目の最小値

(グラフ)今年に入り、「南極の海氷5年ぶりに最小傾向」になり、「南極の海氷前年比で大幅減少」していた南極の海氷は結局、その後2月19日に記録した260.3万㎢が今年の最小値と確定した模様だ。 昨年の最小値358.2万㎢(2月20日)よりも約4分の1、27.3%も減少…