2月の世界陸上気温、初めて2℃超え

2月の世界平均気温、1.5℃目前の終末論的トンデモ上昇」となったが、Mean Surface Air Temperature over Land Areas (C)Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、2月の世界の陸上気温は2.37℃上昇、観測史上初めて2℃を超え、爆上げした。1880年と比べると既に3.66℃超えた。
陸上気温がこれまでもっとも2℃に迫ったのは昨年12月の「12月の世界平均気温、海面より陸上で爆上げ」だった1.79℃だが、2か月に大幅更新したことになる。さらに遡れば、2007年1月の1.89℃がこれまでの最高だった。20世紀では1998年2月の1.77℃が最高だった。エルニーニョ現象の影響もあったようで、この記録は近接月から飛びぬけて高くなっている。今年もモンスターエルニーニョの影響が相当大きいと考えられる。
1月や2月は季節的に全般に高いが、1月初め、太陽と地球の距離が最も短くなる近日点を通ることも影響してそうだが、昨年2月は1.54℃だったので1.5倍上昇したことになる。
一方で、Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の2月の平均海面気温の偏差は0.74℃で、8か月連続0.7℃以上の状態が続いている。平均海面気温は1997年9月に0.5℃台を記録したが、0.6℃台を記録したのは17年後の昨年2014年6月。その後は加速し、昨年7月には初めて0.7℃台を記録したばかり。
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