CO2濃度10か月連続前年比上げ幅3ppm以上

CO2earthによると、11月の月ベースCO2濃度(NOAA-ESRLベース)は403.53ppmで、前年同月400.16ppmに比べ3.37ppm上昇した。これで今年2月から10か月連続で前年同月比上昇幅が3ppmを超えた。
同じようにエルニーニョ現象の影響が大きかった1998年に6か月連続3ppm以上の記録した後、上げ幅が一時1ppmまで縮小したことがあった。このため、今年初めまであったモンスターエルニーニョ現象の反動で一時上げ幅が縮小する懸念もあるが、今のところ、そのような明らかな反動は見られない。今回は既に10か月連続上げ幅3ppm超えとなっており、前回の倍近く「3ppm」が続いている。
とすると、今年夏に上げ幅が4ppmを超えていたので今現在の3ppm状態が「縮小」状態なのかもしれず、もはや「年3ppm上昇」がこのまま定着してしまう恐れがある。
400ppm以上はこれで13カ月連続。このような状況から今後は恐らく半永久的に400ppm以上が続きそうな情勢だ。
こうなると、CO2濃度増大の歯止めはますます難しくなってきたことになる。思えば人類は観測史上60年近く、前年比で下回れたことがない。人類は60年近く自然に対して連敗続き。パリ協定で減らすと言っても、まだ1勝すらできてない体たらくで、温暖化はますます歯止めなく加速しそうな情勢。このままでは2040年ごろには500ppmに達するかもしれない。
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