11月の海上気温偏差、今年初めて0.6℃割れ
Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の11月の平均海面気温の偏差は0.59℃で、今年に入って初めて0.6℃を割り込んだ。と言っても、わずか0.01℃で割れただけだ。前月比では0.04℃の下降、前年同月比では0.02℃の上昇だった。
今年は比較的安定して推移しているが、エルニーニョ現象の影響で高くなった海面気温がようやく落ち着いたようだ。その割に下がり方が大きくなく、気温全体の底上げがあるのかもしれない。他方、ラ・ニーニャ現象が最近出現しており、今後さらに下がる余地も残されている。
一方、Mean Surface Air Temperature over Land Areas (C)Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、11月の世界の陸上平均気温偏差は1.20℃で、前月比で0.08℃の下降、前年同月比で0.01℃下降している。
今年は6月の0.92℃を除いて1℃以上を記録している。ただし1℃後半は今年の1〜3月以降途絶えている。
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