水回り不適応症候群

topja公衆トイレやホテルの浴室でマニュアルがないと正確に操作できない水栓に出くわすと、むかついてしまう。日常生活で瑣末なことに悩まされる社会といのはまともなのだろうか。
一昔前までは蛇口は「捻るとジャー」で事済んだ。しかし、最近は洗面所に立つごとに思案する。これは押せば良いのか、引き上げればいいのか、捻ればいいのか、捻りながら引き上げればいいのか、はたまた手を蛇口にかざすだけでいいのか?
浴室のレバーもヘタに操作すると突然予想外の熱水がシャワーから飛び出して「アチィーー!」なんて羽目になる。シャワーとの切換もえらくきつく押さないと換わらない場合があるし、換わっても、戻すのはそれ以上に苦労する。
トイレタンクにレバーがないとあちこち探して押しボタンがあった。ウォシュレットじゃないのに、?と思ったら「大」「小」と表示されていて、「あ、これかあ」と気付く。それにしてもウォシュレットのボタン群に水洗押しボタンがあるのは見たことない。
新幹線のような列車トイレもセンサー式が普通になったが、いまだ分からないのが電動扉の「開」「閉」ボタン。ここの説明読んでもよく分からん。中に入って「閉」を押したらまずいのか? 中に入っている人はドアに鍵がかかっているつもりでも、外の「開」を押したら開いたりして? 実際、誰かが外の「開」を押したら、中でおばちゃんが腰掛けていた場面に遭遇したこともある。
ついでだが、同じく新幹線のトイレで新発見したことがある。小さな取っ手の金属をフックするお馴染みのタイプのドアの鍵だが、カチッとしっかり嵌め込まないとバネ仕掛けで元に戻ってしまう。昔はそんなバネなかったように記憶している。慌てて駆け込み、鍵をかけたつもりで事にあたると、実は「使用中」から「あき」に勝手に戻っていて悲惨なことになりかねない。
PCのマニュアルもそうだが、こういうデザインとかシステムを考えている人たちは独り善がりというか、予備知識のない分かっていない人がどう反応するかという想像力に欠けているとしか思えない。PCの場合は、自宅で1人で癇癪起こしているだけで他人に迷惑かけないが、公共の場だと焦ってしまう。
独り善がりが公共の場で蔓延している。<続編あり
(写真と記事は直接関係ありません)
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