食品表示と農水省のやらせ「国民の意見」

[ナマコ]2百キロ強盗に奪われる 60万円相当 北海道
テレビ朝日報道ステーション特集(12/12)盗難「銅」製品の行き先は…
【ファンキー通信】コンビニ弁当ってどうなの!?
日本向けに開発輸入される中国産廉価野菜と日本から窃盗輸入される高級食材や高値の金属。この非対称性の二乗はどうだろう。
報ステが取り上げたお寺の屋根の銅板や銅線の窃盗は中国ルートが出来上がっているようで、船で中国に持ち込まれ、リサイクルされて北京五輪特需に利用されるそうな。
ナマコも恐らく中国ルートの悪寒がする。ナマコならかさばらず、重量あたりの単価が高く、中国グルメブームの中、高値で売れそうだ。
一方の中国野菜ときたら、加工食品は原産地表示しなくていいことに、コンビニ弁当などの食材に使われる。
ところで、なぜ生鮮食品に原産地表示が義務付けられているのに加工食材は原産地表示義務がないかと言えば、トレーサビリティが困難だということで、農水省の言い分では、国民の声を反映したものだという。
例えば、こちらのサイトには「加工食品の原料原産地表示及び畜産物の原産地表示の見直しに対するパブリック・コメントの募集結果」というのがあり、
(1)加工食品の原料原産地表示(2)畜産物の原産地表示のルール改正について、平成16年5月26日から7月23日まで、広く国民のみなさまからご意見を募集したところです。
とあるが、「広く国民のみなさまから」聞いた割には、2ヶ月間でインターネットと郵送で計412件。異常に少なく思えるし、中身を見ると、ネット郵送もほとんど食品流通関係者だ。一般消費者の声とおぼしきものはなく、これは例のタウンミーティングのやらせ質問同様、「やらせ国民の声」であり、世論買収罪の疑いがある。
本音は恐らくこうだろう。加工食材まで原産地表示義務を課せば、輸入野菜が捌き切れなくなる。アメリカ産牛肉も捌き切れなくなる。ちゃんと抜け穴を抜け目なく作っている。
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