省エネは温暖化対策に何の役にも立たない

[環境・循環型社会白書]技術開発と省エネ製品購入を強調 政府は5日の閣議で、07年版の環境・循環型社会白書を了承した。地球温暖化防止対策で二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの排出削減のため、技術開発の重要性を強調した。さらに「人々に広く使われて初めて排出削減効果を発揮する」として、省エネ製品の購入を訴えた。
嘘をついて買い煽り丸出し。環境省も電機メーカーに天下りしてるんだろうか。
白書では、築10年の一戸建てに住む夫婦と子供2人の典型的な家庭を例に、既存の製品を省エネ性能の高い製品に買い替えた場合のCO2削減効果を試算した。エアコン、冷蔵庫、照明器具、ガステーブル、テレビ、洗濯機、衣類乾燥機、温水暖房便座、給湯器などを買い替え、窓ガラスを断熱性能の高い複層ガラスに取り換えると、1年間で、CO2排出量は約4割(約2トン)減少し、光熱費は約15万円節約できるとした。
これはかの武田邦彦先生が「環境問題はなぜウソがまかり通るのか 」で仰っていた通り、15万円のその先で省エネにならない。それからエネルギー節約しても、需要供給の法則で、省エネで需要が減退して価格が安くなった分、モグラタタキの法則で世界のどっか別の所で需要が発生する。本来なら地球温暖化対策は日銀や金融庁が絡まないとどうにもならないのだけれど、まあ、そんな発想出て来ないだろうなあ。
それから買い替えするとまた物凄くエネルギー使ってしまう。
エアコン、冷蔵庫、洗濯機、ガステーブル⇒壊れるまで使え。テレビ、照明器具⇒切れるまで買い替えるな。衣類乾燥機⇒物干し竿。温水暖房便座、給湯器⇒イラネ――なんて書いたら通らないし、天下りもできないんだろう。
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