インサイダー情報はクズ

私の聞屋観でいえば、こいつら、プロ、つまり、それで飯食っている技能があるということ、情報のインサイダーという二極だけだと思う。技能のほうはネットでもどこの世界でもそれを越える人が出てくる可能性があるユビキタスなものだが、情報のインサイダーのほうは、ユビキタスではない。聞屋たちは日本の政治の内実のインサイダー情報をいっぱい知っているし、その蓄積もある。それにネットの言論ってかアウトサイダーがかなうわけないじゃないですか、ってか、もしかなうなら、歴史に視点を置くしかない。(finalventの日記:ネットの言論はクズ)
聞屋の握っているインサイダー情報なんて99%クズ。けど虚仮脅しになるからそれなりに役立つ。
官僚だってクズで睨みをきかしていて、実はろくな情報なんてないことくらい次第に知られるようになってきている。まして仲買人の聞屋のインサイダー情報なんて。役立つのは株のインサイダー取引、談合情報と同じで、業界内地位確保のための特殊情報。つまり公にして世の中に役立つ情報なんて持っていない。持ってたって得にならんだろう。
じゃあ、なぜクズに価値があるか。それはクズだからだ。本当に価値があるのなら、公に出して高値で売り抜けできない。利益率が低い。クズを黄金に見せかけた方が得だろう。本物の黄金見つけてくるにはコストがかかる。クズの錬金術の方が得に決まっている。市場が閉鎖されているのだから、この方が絶対得だ。あの社会では取引としてのスクープじゃなく純粋スクープする人間て意外に出世できない。基本的に子供じみているから。
クズでも世間は勝手に凄い情報を持っていると思う、思わせる。これが社会的地位というものだ。力の源泉。ナベツネオ氏はこういうクズ情報一杯かき集めて体系化し、空手形を実利に変えた名人。
確かに、ネットで流通している、ネット上で読める議論と、彼らの目線はレベルが違う(切り込み)って、違わないというか、その錬金術性だろ。
「情報持ってますよ」と言われても、出せないものは存在しないのと同じ。詐欺の手口にだまされるのはどうも。だからクズというのは間違いで枯れ尾花の方が適当なのかも。存在すら疑われるものだから。インサイダーの正体見たり何とやら。
Clickで救えるblogがある⇒人気blogランキングブログランキング・にほんブログ村へ