2008年前半特選映画20

遅まきながら今年上半期(1-6月)に観た映画のベスト20を選んでみた。邦画、洋画区別なし。
1.ちーちゃんは悠久の向こう
亡霊というか幻想をまじえた三角関係学園ラブストーリー。最初からネタバレでも泣ける。仲里依紗、高橋由真がいい。
2.ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ
喪失感をこんなにやけっぱちにトランスフォーマーしてしまう技量は凄い。
3.ひぐらしのなく頃に
ホラーの原点、自然への畏怖との調和を図った謎だらけのホラー。
4.山のあなた〜徳市の恋〜
戦前の文学の世界をさりげなく、奥深く映像化。
5.いつか眠りにつく前に(Evening)
人は死が近づくとなぜか海に向かう。
6.つぐない
人は死が近づくとなぜか水に向かう。
7.ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
現代の黙示録。
8.世界で一番美しい夜
楽しくエロい現代の神話。
9.memo メモ
滑稽と悲惨紙一重のタイトロープ綱渡り。
10.ファーストフード・ネイション
牛が人間に見え、人間が牛に見えてくるホラー。
11.ハーフェズ ペルシャの詩
沈黙に耐えて耐えて花咲く砂漠の愛。
12.接吻
片思いのようで片思いでないような。他殺のようで自殺のような、自殺のようで他殺のような。
13.ランボー 最後の戦場
ノーカントリー化してもランボーは怒り続ける。
14.潜水服は蝶の夢を見る
サルトルはまだ生きていた。
15.バグズ・ワールド
黒澤明も「参った」と言ってそうな隠し砦もの。
16.悲しみが乾くまで
サブプライム化する人々の悲しみと愛。
17.告発のとき In The Valley of Elah
ノーカントリーは米軍にもおよび。
18.ガチ☆ボーイ
プロレスは愛だ。
19.コラソン de メロン
貧乏イジメのたばこ増税絶対反対。
20.Sweet Rain 死神の精度
朝日のあたらない死神。

1と2と20は全く違うようでよく似ている。20は同時に5と6に似ている。9と18はかなり似たテーマ。派手に宣伝された邦画は1つも入らなかった。
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