聖火消えてからド派手二次会する無神経な北京五輪閉会式

くどい、しつこい、うざい。北京五輪閉会式で、外国選手が空港のタラップで別れを告げるパフォーマンスの中で聖火が消えた。もうこれで終了かと思ったら、聖火が消える前以上にド派手な二次会が始まった。
言ってみれば、年が明けてから始まった紅白歌合戦。外国選手はもう帰ったという見立てだから、後は中国国内限定で開いた打ち上げ会をこれ見よがしに、実際には会場にいる外国選手に見せているという感じ。北京賛歌のような歌を聖火が消えてから聴かせられるなんて前代未聞の気がする。選手たちは無意味に派手でけばいだけの祭りにもう飽き飽きしているようで、盆踊り大会のやぐらのようなステージはもう見ようとせず、それぞれ記念写真にいそしんでいる。意味不明にプラシド・ドミンゴがいる。
これも開会式同様、映画監督のチャン・イーモウの演出なのだから、もうこの監督の映画は観たくない気分になる。別れの寂しさ、名残惜しさというような演出はさっさと済ませて無化し、「皆さん終わってからも北京にとどまってカネ落として帰ってください」と言わんばかりの俗悪な演出で気分が完全に壊れてしまう。これまで見た中でおよそ繊細さのかけらもないサイテーな閉会式だった。
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