中国の小沢一郎後方支援

尖閣沖衝突 政府、中国軟化を期待 船員帰国で「違った状況」(産経)

沖縄県尖閣諸島付近で海上保安庁巡視船と中国トロール漁船が衝突した事件で、日本政府は中国側の軟化を期待し、中国人船員の帰国を認めた。民主党代表選(14日投開票)を控える菅直人首相らが軟着陸を模索しているためだ。だが中国側は足元を見るかのように態度を硬化させている。

恐らく、中国は「態度を軟化させてほしかったら、小沢一郎に投票しろ。菅直人に勝たせたらどうなるか想像せよ」ということだろう。つまり、この事件の本質は領海侵犯だけでなく内政干渉なのだ。
思えば、中国漁船が領海侵犯事件を起こしたのは7日。ちょうど日本のマスコミの世論調査で菅直人首相が圧倒的に小沢を引き放して支持率が高いことが明らかになった直後のことだ。絶妙のタイミングでの領海侵犯だ。その後も強硬姿勢を強めている。
随分分かりやすいシナリオだ。普天間基地問題でもアメリカと妥協の模索をはかる菅直人に対し、小沢一郎は米海兵隊出ていけ、だ。
小沢一郎は毎年朝貢外交を繰り返している。もし、小沢が勝てば尖閣の件は即水に流そう、というシナリオが目に見えるようだ。
けれど、これも「ひいきの引き倒し」になりかねない。中国がこんな強圧的なことすれば、「やっぱりアメリカと仲良くしておいた方がいい」と逆効果になりかねない。
中国側としては、もはやなりふり構わずで、そういう逆効果のリスクも覚悟でイチかバチかの博打を打ってきたということだろう。
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