奥入瀬川も被害〜岩手沿岸北部地震

けが人91人に、15人が重傷 岩手北部地震(朝日) 青森県三沢市では女性(70)が落ちてきたタンスが頭部に当たるなどお年寄り3人が重傷を負った。同県八戸市でも2人が重傷。
八戸には3日前いた。
十和田で土砂崩れ、国道通行止め(東奥日報) 十和田市石ケ戸地区の国道102号で土砂崩れを確認、現在全面通行止めとなっている。
石ケ戸ってつい4日前、歩いていた奥入瀬渓谷の遊歩道の基点なんだね。あの木、大丈夫かな。
十和田湖から流れ始める基点の子ノ口から石ケ戸までは奥入瀬渓谷のハイライトで約9キロ。立派な休憩所があって、売店もある。総延長は焼山まで延びるが、石ケ戸から焼山まではだんだん川幅が広がり、普通の渓谷ぽくなってくるのでほとんどの人は石ケ戸を始点か終点にしている。
歩いている途中、「落石注意」という看板があちこち目に付くが、板状岩なので剥がれるような落ち方になるので落石の大きさは半端じゃないだろう。ま、真夜中歩いている人いないだろうが。(詳細は産経)
しかし、ついこの間いたところで大地震が起きると、セーフと叫んでいいのか、今頃あそこはどうなっているんか、とやはり他人事でなくなる。もうすぐ八戸では八戸三社大祭、青森ではねぶた祭り。影響はないと言ってもやっぱり影響出るだろう。
地震そのものは寝床で感じて、異常に長いので起きてNHK見ようかとは思ったが、思っているうちに寝てしまう。
それでもまた近々東北方面に行きたい気もする。
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崖の上のポニョ〜地球史の御伽噺

ponyo公式サイト宮崎駿監督。人魚姫というよりも、何かその一寸法師と、浦島太郎というか逆浦島太郎と、竹取物語などを掛け合わせたような作品。
玩具の船が大きくなるなんて、きっと一寸法師の打ち出の小槌の発想だろう。ポニョ自体もジャムの空き瓶に体突っ込んで動けなくなるほど小さいのに、大きくなって恋の成就と相成る。
その窒息死寸前のポニョ、人間の少年宗介に助けられるわけだけれど、浦島太郎に助けられた亀と同じというか。ただ、竜宮城がユートピアじゃなくてディストピアになっているところがミソ。ポニョは陸に上がりたいのだ。それから玉手箱を開けたらというノリで老人の介護施設も出て来るところがまたうまいというか。
大体、空き瓶というのが竹から出てきたかぐや姫というか。となるとお月様との絡みもあって、やたらでかい不気味な月が出ている。実は急激に海面上昇するのは急激な地球温暖化による海面上昇のためではなく、観音様というかグランマンマーレが月の軌道をいじくって地球に近づけたらしく、超々大潮が起きたのだ。当然、地球の反対側は逆に超々干潮になっているはずだ。
それから魚の群れが大波化するようなシーンは出雲神話の「いなばのしろうさぎ」のワニもしくはサメからヒントを得たようなところがある。
デボン紀古代魚が出て来るが、そもそもデボン紀とは魚類が急速に発達した時期で両生類も初めて出現し、動物が陸に進出した時期。つまり人面魚ポニョと重なるわけだ。ポニョのモデルは恐らく両生類のウーパールーパー(アホロートル)と思われる。「母なる海への回帰」というテーマぽいが、実はポニョとは生物の発展への意志、ひいては文明への意志とも取れる皮肉が隠されているようにも見える。
ちなみにあのデボン紀の甲冑魚、恐らく、冒頭に出て来る海底の産業廃棄物の「大漁」からトランスフォーマーされて作り上げられたものに相違ない。どう見ても甲冑魚って機械仕掛けのロボット魚という印象がある。
というわけで、背景に地球環境の歴史があり、日本の古典的御伽噺をベースにして現代風にアレンジしたというのが真相のようで「アヴァンギャルドな悪夢}(たけくまメモ)というのは考え過ぎというか、まあそういうことだ。
結構、お勉強しないと分かりづらいので、子供の反応もイマイチのようだけれど、かといって大人にも受けそうになさげで、意外とこける可能性アリかも。
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