バリアフリーは利権屋の最後の逃げ場

誰もが反対しにくいものほど利権が蔓延り易い。外部のチェックが自然と甘くなるからだ。東横インの社長は品があるとは思えないが、そのような官のいやらしさを知っている人だとは思う。
JRの駅などで「なんでこんな所に下り専用エスカレーターがあるの?」と首を傾げることがよくある。身障者や一時的に脚を痛めている人用にはちゃんと別にエレベーターがある。こっちの方がよほど安全だ。昇り専用エスカレーターはそこからかなり離れている場合も多い。下り専用エスカレーターなんてよほどのラッシュの時間帯を除いて使っている人などほとんどいない。
わが最寄り駅にはエレベーターがなくエスカレーター1機のみで、身障者がプラットホームに下りる場合は、普段昇り用に使っているエスカレーターをいったん止めて、駅員が付き添って下りにシフトさせて使っている。こんな程度で充分だ。健常者に下り専用エスカレーターなど不要だし、無駄遣い、コストアップ以外の何物でもない。どころか身障者にさえ役立っているとは思えない。
調べてみると、やはり交通施設バリアフリー化設備整備費補助金制度というのがあって、恐らくは補助金使い放題、御多分に漏れず、不要だろうがなんだろうが、とにかく補助金の予算全部使っちゃえ、誰も反対せんだろう、と相成っていることは想像に難くない。
ハートビル法(こんな法律あるの知らんかった)だって似たり寄ったりだろう。役人に1部屋事実上客の需要があっても使えない苦しさなど分かるまい。今回の不正だって、いったん造ったうえで検査後に改竄工事しているのだから建設業者には一粒で二度おいしい類で、お役所も見て見ぬふりしてきたに相違ない。どーせ彼らはツーカー同士なんだから分かんなかった訳ないのだ。
大体、身障者専用室なんてこれまでお目にかかったことがない。ググっても身障者専用室があるホテル一覧サイトが見つけられない。最初から行政なんぞユーザーの身障者ためにやっているんじゃないと知るべし。
バリアフリーなんて言葉、ちょうど公共事業の無駄遣いが問題になり始めた前世紀末ころからだと記憶する。つまり、身障者がダシに使われてきたのだ。
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