名護よりも種子島に代替基地を

livedoor ニュース 額賀福志郎防衛庁長官は10日午前、首相官邸小泉純一郎首相を訪ね、米軍普天間飛行場キャンプ・シュワブ沿岸部への移設に関し、2本の滑走路からなるV字形の修正沿岸案で地元・沖縄県名護市と合意した経過を報告した。 今更どうにもならないことかもしれないが、名護よりも種子島に移した方が良かったと思う。
種子島は面積445km²、人口36000人、これに対し沖縄本島は1206km²、123万人である。1km²当たりの人口密度で比べれば種子島が81人に対し、沖縄本島は1020人、12.6倍も人口稠密なのだ。
ちなみに名護市だけで見ると、210km²、59000人で、人口密度は280人だ。一方、中種子町に限ると、138km²、9700人、人口密度は70人に過ぎない。
人口密度が低いということは、騒音対策もその分、軽くて済む。しかも種子島はほとんど平地でその最高標高は300メートルにも達しない。基地建設費用も節約できる。
私はロケット打ち上げ基地のある南種子町から北の西之表市まで縦断したことがあるが、雑木林がのどかに広がっているだけだった。ここには沖縄のようにマンションが林立しているわけでもなく、西之表以外は市街地らしい所はない。島全体が過疎地に近い。
それに比べれば、沖縄本島は大都会のようなものだ。そんな所に米軍基地の75%があり、何のかんのと言ったところで、基地経済に依存している。
なぜか沖縄からは「沖縄以外に基地を作れ」という強い声は出て来なかった。本音ベースでは米軍様には残って欲しいからいつまでたっても決まらなかった。V字滑走路って、要するに建設費を多くしたいのじゃないか――と勘繰ってしまう。
政府も「受け入れてもいいという他の自治体はなかった」というが、嘘だろう。本気でどこかに打診したなんて話聞いたことがない。
種子島なら沖縄同様、極東有事に対応するロケーションを持っている。岩国への米軍艦載機離発着訓練移転も種子島に移せばいい。
鉄砲伝来の地に米軍基地。いいじゃないか。ついでのロケット発射場も警備してもらえばいい。
Clickで救えるblogがある⇒人気blogランキングにほんブログ村 ニュースブログへ