アルベド化する世界

flatフラット化する世界」が売れているらしいが、その一つだろうか、世界はアルベド化しているようだ。地球温暖化が風俗・服装もフラット化させているような、と渋谷で妄想に耽る。
見回して地の黒髪を捜すのは男女を問わず難しくなった。
黒髪は光をもっともよく吸収するので地球温暖化を促進する効果がある。「黒山のような人だかり」という言い回しがあるが、死語になるやもしれない。どう見ても茶山のような人だかりだ。黒髪と思って近づいても実は赤髪だったりする。
アルベド効果で言えば、茶髪>>>>黒髪だろう。これはもちろん渋谷に限らず、先月行ったロシアの辺境の地、カムチャッカでさえ、ペトロパブロフスクの町をロシア人女性が茶髪で闊歩していた。ドイツ人は黒髪が多いらしいが、彼ら彼女らは茶髪、ブロンドに染めている人が多いという。
そう考えると、白髪を黒く染めるのは犯罪的でさえ思えてくる。ましてや禿げてアルベド効果が増したのにわざわざ黒の鬘で偽装するのは耐震強度偽装並みに犯罪的だとさえ思えて来る。更にましてや黒のシャラポワなんぞ時代錯誤、空気嫁てない。
それから面作り。数年前亡くなった美白の女王こと鈴木その子さんがもてはやされたのもアルベド効果としか思えず、渋谷は今、白さで眩しい。ひところの日焼け系は駆逐されたように見える。ましてや一昔前のクッキーフェースの健康美はどこへやら、一昔前なら年増の厚化粧としか見えないような若い女性がうじゃうじゃしている。
人工衛星からセンサーで10年前の渋谷と今の渋谷を比べれば、今の方が昔より格段に光の反射が増しているはずだ。人々は無意識に地球温暖化対策・ヒートアイランド対策を実行しているに違いない。
更にもっと下の方に目を転じれば、残暑厳しい折の軽装だと、大体女性下着がTバックか非Tバックなのか見当がつく。検討したところ、いまやTバックも茶髪同様、フラット化してしまった。ひところ、T-BACKS という女性グループが人気だったが、 それがフツーになってしまえば、はやらなくなるか。女性が相撲力士の真似をして外国人が相撲界に参入する。これがフラット化の裸の現実だ。
これはクールビズならぬクールビューティならぬクールパンティだ。クールビズ如きではしゃいで職員を熱中症にさせた小池百合子にはTバック水着で記者会見に出て来てもらい、せめてもの罪滅ぼしをしてもらいたいものだ。なら、温暖化対策に貢献したと認めてもいい。

と、妄想したのはいいのだけれど、茶髪の染毛剤は元をたどれば石油や石炭だろうし、厚化粧だって原料は化石燃料だろう。差し引きプラスマイナスどっちなのだろうか。
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