政争を清掃の具にする
[佐田行革担当相]辞任を表明 後任に渡辺喜美副内閣相 こんなに早く後任が決まるのは、最初から用意していたのだろう。つまり、佐田玄一郎氏辞任は当初から織り込み済みだったのかなと。
小泉内閣のようになぜ身体検査(copyright飯島勲)をしなかったのかという批判があるが、安倍晋三がその手法を知らないわけがないだろう。
考えられることは、知りながら妥協策として一応佐田氏を起用し、予定通りリークして年末大掃除で切った――ということだろう。
わざとゴミを入れて後で大掃除する。まだ電気掃除機や様々な清掃キットがなかった頃、新聞紙を千切って水で濡らし、散り散りにまいてゴミを引っ付かせて清掃する方法があったが、今回のはこの手法だろう。
「身体検査」はいつでもできるわけではない。それなりの力関係が必要だ。小泉純一郎ほど力がない安倍ちゃんが取る手法は政争を清掃の具にすることだろう。清掃して美しい国作りというわけだ。操られていると見せかけて操る。外から見ていると、曖昧に見えるが、安倍ちゃんなかなかしたたかだ。
安倍内閣支持率が落ちたといっても、まだ40%〜50%もある。これでもまだ高率だ。早くも「安倍来年5月退陣説」が出て、民主党の渡部恒三・最高顧問が「後継は福田康夫元官房長官が取り沙汰されるだろう」なんてはしゃいでいるが、福田康夫みたいな無愛想でもちろん勝てるわけない。結局、安倍ちゃん頼みが変わらない以上、悪材料出尽くしで、年明けから回復基調になる悪寒がする。
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