フィリピーナはなぜ追放された

私が指名していたフィリピン人の女の子は、入管に捕まってしまいました。(Espresso Diary@信州松本:社民党が吼えても歴史は進む) 
斉藤さんにはご愁傷様ですと申し上げるしかないけれど、どうもこの世界も政治の力学が働いているような。
こういうエントリーを読むと、ひところ、隆盛していたフィリピン女性のいるバーも当局の取締りが日本の隅々まで及んでいるのを実感する。
最大のきっかけは坂中英徳法務省東京入国管理局長が「退職寸前の2005年2月、大手新聞に入国管理局への政治的圧力が日本の人身売買の温床になっていると告発した。興行ビザでの入国が事実上、外国人ホステスの調達手段となっており、こうした実態の原因には、政府による問題の放置と、興業界や代議士の圧力で入管行政が弱腰になったことがであると言及している」(Wikipedia)というリークがきっかけらしい。ターゲットは主にフィリピン女性のエンターテイナーだった。彼女らはエンターテイナー資格で入国し、パブやバーで働いていた。
自分が責任者だったのに「退職寸前」というのが、どうも芳しいのだけれど、その坂中英徳氏、退職後何をしたかと言うと、脱北帰国者支援機構を立ち上げて代表に就任した。でも、このサイト何か変だ。「活動スケジュール」は空欄、「最新情報&お知らせ」も坂中氏個人が参加したシンポジウム、講演会、雑誌掲載とか、どちらかと言えば坂中氏の個人活動の宣伝の印象がある。「プレスリリース」というのは、通常、メディアに向けて発表するものだけれど、ここの場合はメディアが取り上げてくれた記事の紹介と180度意味が違っている。「よくある質問」はいまだに準備中。「メッセージ」に至っては、今だ何も寄せられていない。
こう見ると、この団体の活動実態があるのか疑わしい。大体、会員数すら書かれていない。坂中氏は「外国人政策研究所」の所長でもあるのだが、ここも似たり寄ったり。要するに坂中氏の講師業受付所らしい。
Wikipediaに戻ると、
外国人の受け入れを拒否して日本の人口が減少しても「小さく美しい日本」という道がある
「美しい日本」・・・。どこかで聞いたフレーズだ。
で、フィリピンバーに代わるように隆盛しているようなのが韓国パブとか韓国クラブだと、関係者は言う。2005年の愛知万博開催を期に韓国人観光旅行者がノービザで入国できるようになった。偶然なのか、それとも、なのか、坂中氏のリークの時期と軌を一にしているような。名目上のエンターテイナーとはいえ、一応国の認可を受けた興行団体が「エンターテイナー」を呼んでいて、それなりの秩序があったが、もうノービザで入れる韓国には叶わないとか。
不法残留も韓国がトップだ。詳しいサイトはこことかここあたりか。何かあやしい雰囲気ではある。
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