アンフェアはアンフェア

shinohara篠原涼子って、これが映画初主演というのはアンフェアだ。33歳でむしろ遅過ぎるような。しかもテレビドラマの映画化でだし。
映画自体は、いざとなれば有事にも使えるハイテク装備の警察病院にバイオテロという緊迫場面の割にはお役所の裏金問題が背景だからこの時点で緊迫感が萎えてしまう。
すっかりマスメディアに流通し、手垢にまみれた「裏金」という言葉には何かだれた、緊張感のない、せこいイメージが付きまとうのでアンバランスこの上ない。しかも80億円って今時しょぼくないか。バイオテロで都民人質するんなら、もうちょっとスケールでかい大義が必要じゃない? あんなおじさんたちのせこさに怒って都民を人質にするなんていう設定がアンフェアだ。
基本的に予備知識なしに映画見るので、「裏金」という言葉が出て来た途端、頭の中のどこかの神経回路をプツンと切られたような気持ちになり、ビフォーアフターで見るモードが激変してしまった。「ま、いいか、ここは篠原涼子タンに集中しよう」モードだ。
嫌味でなく気が強そうで、涼子ママは優しくて綺麗で、そしてフェア。男社会のアンフェアなむさ苦しさに対する怒り(かといって女社会がフェアかどうかはry)もよく出ている。旦那さんが羨ましい。
ちなみにエンドロールで席を立たないように。・・・・けれど最後のオチも「裏金」同様、白けた。
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