琵琶湖がプチ・テチス海に?

NHKオンライン:びわ湖の全循環 初めて起きず 何か良く分からないニュースだ。確か3月末に琵琶湖の深層溶存酸素濃度は一応回復したと京都大生態学研究センターが明らかにしていたはずだが。全循環は起きなくても回復した?
大体、この部分が意味不明。
湖北部の90メートルの湖底で酸素の濃度が1リットル中9ミリグラム程度と、表面の層より1〜2ミリグラム低い水域があることがわかりました。
普通に考えて湖底の方が低いだろう。一体、どこがどう異常なのか、さっぱり分からない。
こっちのグラフ見れば、通常この時期は湖底でも11〜12ミリグラム/リットルというように見える。恐らく湖底上10メートルより湖底上1メートルの方が溶存酸素量が多くなっているのが全循環の「証拠」だと思える。酸素を多く含んだ冷たい水が湖底まで落ちているということだから。
NHKが何をもって全循環がなかったと報道したのか不明だ。肝心のことをきちんと報道してくれよ>NHK
ところで、「人工テチス海〜究極の温暖化防止策」でも書いたが、湖底の低酸素化は、湖底の高炭素化をもたらし、二酸化炭素吸収に役立つ。
生態系の変化=生態系の悪化じゃない。
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