中国農産物店化した山奥の観光土産店

haruna0榛名富士は湖面からの標高差300mなのだけれど、結構きつい。大体、ロープウェイで頂上まで行けるのになぜしんどい思いして自力登りしなきゃいかんのか。往復800円くらいだから時給500円の労働したようなもんだ。
新緑のお陰で直射日光はそんなに当たらないが、結構蒸す。榛名湖の水蒸気のせいか、風が塞がれているせいか分からないが、背中が汗びっしょりになる。慰めは河鹿の喧しいくらいの鳴き声か。
haruna1下山して土産物屋に入ると、農産物がいっぱい並べられている。郷土群馬の自然の味覚がいっぱい、なんて錯覚しそうだが、裏のシールに虫眼鏡で見ないと分からないような小さな字で「中国産」と書かれているのを見るとかなりゲンナリする。
山クラゲ、椎茸、黒豆、花豆、白花豆、白キクラゲ、シロマイタケケ、ニンニク、ゼンマイ、うずら豆、えごま、梅やラッキョウ、茄子の漬物まで、ありとあらゆる山の幸、高原の幸がmade in Chinaだ。それ以外となると、イチジクがイラン産かトルコ産、生姜がタイ産。
中には「高原の作物」なんて書かれている。確かにここは高原だが、これが採れたのは中国の高原地帯なのだろうか。
国産物にははっきり大きく「国産」と強調されているから、それ以外は表示義務のない加工品材料も含めほとんど外国産で、中国の土産物農産物に占めるシェアは90%ぐらいじゃなかろうか。これ、どこの土産店でも同じだ。凄いもんだ。ふるさと創生って中国産農産物輸入奨励だったんだ。
自殺した松岡利勝農水相は攻めの農業ということで、高級農産物を中国富裕層向けに輸出することに尽力したそうだが、なんか腸捻転な政策で、はっきり言ってこの現状はワケワカメだ。あ、そう言えばワカメも中国産だった。
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