しょうがない久間防衛相辞任

長崎原爆投下をめぐり、久間章生防衛大臣がしょうがなく辞任とのこと。しょうがないことだ。これで自民党参院選敗北確定。
最初にNHKニュースが「問題発言」をトップで報じた時、随分暇なネタをトップニュースにするもんだ、夏枯れか、が第一印象。新聞の見出しも判で押したように「原爆投下しょうがなかった」だ。聞いた限り、そんなこと言っていなかったぞ。
日本が情報戦で全くへたれで、グズグズしてあそこ(原爆投下)までやられちゃった、もうしょうがねえや、ということで、アレは当時の無能軍部官僚をどうしようもなくしょうがない連中と批判しているのであって、現代の官僚への当て付けでもあった。原爆投下についてはニュートラルに話題を出していることは普通に聞けば分かる。
ソ連参戦は長崎原爆投下と同じ8月9日で、押っ取り刀で権益を取ろうとしたようなので、ビミョーだけれど、グズグズしていたら北千島だけでなく、北海道までも「協力」の名の下にドサクサ侵奪の可能性はあったろう。
辞任に追い込んだ連中は官僚に操作されている。マスメディアも野党も。アメリカを不快にさせるような輩はきらねばならぬのだ。野党は選挙があるから悪乗りするしかないだろうが、マスメディアはどうしようもなくアホで、自ら戦争を煽った当時のことを隠蔽しようと官僚と手を取り合っている。
これで、参院選自民党の負け確定だろう。理不尽な辞任は却って印象を悪くする。柳沢伯夫厚生労働相の『産む機械』発言の時のように踏みとどまっていれば、まだ勝機はあったろうが、退いたことで逆に信頼はガタ落ちになる。国民は意外にこういうだらしなさに敏感で、失望するだろう。テレビのコメンテーターの意見はカメラの前だけの意見であって、これは街頭インタビューの「市民の意見」だって同じ。「みんなそう言っている」からみんなそう言うけれど、基本的にどーでもよさげな発言だったことはみんな知っているのだから。
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