日経平均1万3000円割れも

日経平均、大幅続落・終値357円安の1万5764円(日経) 悪材料が重なった割にそんなに下げなかった。ということはいわゆる二番底じゃなくてもっと下がるんだろうなあ。
今年7月の日経平均高値と2003年4月の底値を足して2で割ると1万2935円。ま、中間地点のここら辺ぐらいまでは下がっても不思議じゃないと思う。株なんて下がるときはいとも簡単に下がるもんね。この水準って、ちょうど小泉郵政解散総選挙圧勝の2005年9月あたりの水準だ。安倍政権惨敗のことを考えると意味深な数字ではある。ないかな?
ちょうど2005年8月の1万2000円弱からライブドアショックの2006年1月まで一気に1万7000円近くまで上げ続けたのと同じことが逆方向に起きている気がする。とすると、年内はずーーーと、てな感じだ。
ま、人為的円安がはがれてきたのだからこれぐらい安くなっても何の不思議もないように思える。為替は一時的にせよ1ドル=100円くらいになるかも。それにつけても日銀の超低金利政策の揺り戻しは予想通りで、もう後の祭りだろう。今頃1.5%くらいだったら、株価そのものも1万8200円も上がることはなかったろうが、こんなボラティリティの高い相場にもならなかったろう。
大体、日本の株価は他国に比べて上がっていないというけれど、2003年4月から4年で日経平均は2.4倍も上がっていた。同じ期間にニューヨークダウは1.8倍、イギリスのFTSEも2倍以下だから、見方を変えれば日本が先進国で一番上げていたことになる。
これぐらい頭の中に入れておいた方がいい。相場って、人間の思惑の結果なのにいつも思惑以上に上がり、いつも思惑以上に下がる。根拠はそれだけ。でも、やっぱ、理屈ぬきでそれぐらい逝きそうな感じ。
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